入学式

いよいよ桜の花も散り始めてきました。花の間からは若葉も出ています。
満開の二郷半沿いの桜も散りはじめ、昨日、通りは花びらのじゅうたんになっていました。

今週は入園式や入学式に行ってきました。
4月1日(金)に青葉保育園、8日(金)は東中学校と吉川美南高校です。

保育園の入園式は初めて出席しました。0歳児から1~2歳の子どもたちで、ほとんどが母親や父親に抱かれていました。泣く子や床に寝そべる子、あちこち動き回る子もいました。

後ろの方には、今年進級した園児が行儀よくイスに座っています。園長先生や私の挨拶なども神妙に聞いていました。
1,2年の集団生活で、随分と変わるものだと感心すると共に、怖い感じもしました。

東中学校に入学した生徒は179名で5クラス。
校長は式辞の中で、3つの目標について話をされました。
①良い習慣を身に付ける ②豊かな心を育む ③心身ともにたくましく。
これからの中学校生活で身体と精神を鍛え、学習や挨拶等、良い習慣を身に付け心やさしい人として、「行動できる人」に成長してほしい。といったことでした。

吉川美南高校では、入学式は2回行われました。
全日制122名と1部定時制78名の計200名と、Ⅱ部定時制48名の式です。

校長の式辞は、1.2部とも【「不屈の精神」で未来を拓け】。という吉川美南高校の目標に向かって、厳しい指導をしていく。との決意。
1部では、知性と教養、品格ある生徒を目指す。2部では、定時制の強みについて話をされました。

定時制の強みの一つは、規範意識の高い生徒が多いこと。その理由は、生徒同士、生徒と教員の「信頼関係」があるからです。
『生活体験』をお互いに話す授業の中で、家庭内のことや仕事のこと、これまでの学校(小・中)でのこと等を赤裸々に語り合う。「話す人」と「聞く人」との間に、信頼関係があるからそれが出来る。

二つ目は、学校を楽しもうとする生徒が増えているという事。学校行事への参加、取り組み姿勢です。一度学校をやめた生徒が再び学ぶため入学し、学校行事を楽しんでいる。スポーツでいえばルールやマナーを知っており、真剣にやっている。

また毎日、学校へ来ていただくため出席や教科について粘り強く指導していくので、ご家族も協力してほしい。生徒を見捨てない。学校が良くなれば、生徒が良くなる。地元の皆様に愛され、信頼される学校にしていきたい。との考えを表明された。

2部定時制入学式に出席した生徒・家族は国際的な雰囲気でした。東南アジアや中近東等、イスラムのスカーフを巻いたご婦人もおりました。生徒達の年齢もばらつきがあるように見えます。当然、国籍や文化、これまでの環境、経験、仕事も違うと思います。私には、定時制の強みの一つがこの多様性にあると思えます。多感の時期に、違いのある人々の中で過ごすことは、人に対する理解を深め、物の見方や発想そして対応力に柔軟性が生まれるように思います。グローバルスタンダードは、どこかの国が決める事ではなく、こうした中から出てくるのではないでしょうか。

今年のお花見は、保育園と学校でさせていただきました。学校や保育園の桜も、なかなか趣がありいいものです。