「悪い冗談」

今朝の新聞に、今回の解散総選挙を、「パロディにしか見えない」とコラム風に書かれていました。

『消費税の使い道を問う』や『緊迫した北朝鮮情勢』を解散理由に挙げていますが、私には、後付というよりも意味が分かりません。

「消費税の使い道」は、国会で議論すべき事。そのために議員がいるし、国会があります。緊迫した北朝鮮情勢についても、ついこの間まで、「緊急時に立法府の空白は許されない」と改憲を主張し、安保法制のなかで議論をしていたのに、空白が許されています。 ロケットが頭上を飛び核実験を行う中、衆議院議員が選挙のためにバタバタして、全国に散らばっている。

パロディというより、「悪い冗談」のように思います。

しかしその、性質の悪い冗談のために、「民進党」が解体し、「希望の党」や「立憲民主党」が生まれたのも現実です。

前原さんや小池さんが、本当の所、何を目指しているのかよく分かりません。

民進党から希望の党へ移った(合流した?)議員、立憲民主党、無所属で出馬する議員達に共通しているのは、「当選」することです。 思想信条、信念より、まずは選挙で勝つことです。当選しなければただの人。告示の直前まで、どこから出るのか迷うと思います。それを批判するつもりはありません。有権者一人一人が判断することです。

小池代表の、「踏み絵やさらさら発言」で、風向きも変わってきている様に感じます。22日(日)投票日。 どんな選択を国民が示すのかは分かりませんが、どのような結果でも、与党の自民党は勿論、野党の中でも大きな動きが出てくると思います。出てこなければおかしいとも思います。

今回の選挙が偶然か必然かは分かりませんが、そうでなければ、選挙をやった意味がありません。

安倍総理の「悪い冗談」で済まされることではないと思います。

 

*ブログの更新がまた1日遅れました。申しわけありません。