オウム7人死刑執行

オウム真理教元代表松本智津夫(麻原彰晃)ら、教団元幹部7人の死刑が昨日執行されました。

朝、NHKテレビ「あさイチ」を見ていたら、“松本死刑囚の死刑執行”のテロップが流れ、「臨時ニュース」に変わりました。

各局でも「松本」をはじめ、裁判で判決が確定した死刑囚の「死刑執行」を『関係者によれば』と、次々と伝えていました。当初3人、4人と伝えていましたが、7人が同じ日に執行されました。

テレビは一日中、「死刑執行」と西日本を中心にした「豪雨被害」の情報を流していました。

「死刑執行」の状況を次々と伝えている様子は、何か異常な伝え方のように感じました。 「選挙速報」番組のようで、死刑が決まっている13人を対象にして、各社が「出口調査」等で当落を確認して発表しているような雰囲気がしました。 法務大臣等の正式な発表はなく、『関係者によれば』との伝え方は、やはり異常で、「絞首刑」の映像こそありませんがライブ中継のようでした。

元代表松本智津夫が精神障害を装っていたのかどうか、再審請求中の死刑囚がいたことも問題だと思いますが、何よりもオウム事件が本当に解明されたのかが心配です。

 それぞれの事件の詳細な内容と全体像。誰がどのように関わり事件となったということだけではありません。

医師、素粒子や応用物理の研究者、遺伝子工学の研究者等、高学歴で優秀と思われる人がなぜ、教団幹部として教祖を支え、組織犯罪に手を染めてきたのか。 そして、家族や社会との関わりを断ち出家した若者をはじめオウム真理教を心のよりどころとしていた信者(今なお教祖を信じ活動している人達もいます)について、その背景、目的、深層心理等について明らかにしなければなりません。

麻原彰晃が無差別殺人を主導しましたが、「なぜ、何のためにやったのか。今、どう考えているのか」。そのことについて本人は何も答えていません。

また次々と起こった広域的事件に対し、警察間の連携・捜査、特に「宗教団体」に対する対応についても改善すべきことが多くあります。

おぞましい事件で思い出したくない「オウム真理教」ですが、再び同じような事件を起こさせないためにも、亡くなった方や今なお苦しんでいる方々のためにも、しっかりと検証しなければならないと思います。

*【アーカイブス2018年1月】のブログ(1/20)「オウム裁判終結へ」も合わせてお読みいただければ幸いです。    

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