「中原恵人市長」初登庁!

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3月9日(月)午前8時20分、式の直前まで降っていた霧雨も上がり、吉川市役所正面玄関に職員やたくさんの支持者が小さな花束と拍手で出迎える中、中原恵人新市長が笑顔で登庁。玄関前で行われた入庁式では市職員より歓迎の花束を受け取った後、市長として初めての挨拶を行った。

中原市長は、『今は、何もかも行政がやってくれる役所任せの時代ではありません。職員も、市民とともに考え、働き、まちづくりを進めて行かなければなりません』、『人口7万人、32平方キロメートルの小さな吉川だからこそ、行政と市民が顔を合わせ、一体となったまちづくりが出来るのではないか』『シニア世代の知識や経験を、まちづくりに生かしてもらえる仕組みも作っていきたい』等、抱負を語り新たなまちづくりへの協力を求めました。集まった職員や支持者の拍手と歓声を受け、新市長は正面玄関から登庁をして入庁式は終了しました。

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「中原恵人」新市長様

まずは当選おめでとうございます。
いよいよ今日から4年間、「吉川市長」として仕事をされることとなります。課題や懸案は山のようにありますが市長として、『声は常に現場の声を聴き、目は将来を見据えた』判断が求められます。政策や事業を決めるにあたっては、「全体と部分」の最適を考え、優先順位を判断しなければなりません。そして、誰が・いつ・どのように・やるのかを決めなければなりません。市民が望み必要とされることを、最小の費用で最も有効かつ効果的に行なうことが前提です。

元我孫子市長(前消費者庁長官)の福嶋浩彦さんは著書「市民自治」の中で、『行政の本質は「権力」であり、その行政の権力は市民みんなを守るためにある』。首長の権力は市民から負託されたものであり、市民のために正しく使うのが首長の仕事。権力を行使するときは、『絶対に誰とも特別な関係にならない』『絶対に裏では物事を決めない』ことが必要だと言っています。議会や後援会との関係は勿論、職員、公共事業関係業者、そして市民団体、NPO等との関係も常にオープンでオフィシャルでなければならないとしています。

市長は立場上、職員はもとより市民や企業・団体等とコミュニケーションを図り、お互いの信頼と緊張関係の中で仕事を進めて行きます。そして、それらからの誘惑や圧力を常に受けます。『特別な関係』は癒着や利権につながります。市長は「権力」という「危険物」を取り扱う執行機関の長であり、それを使って仕事をします。誤った使い方は身を滅ぼすだけでなく、職員・市民の不幸につながることを肝に銘じ職責を果たされるようお願いをいたします。

同時に全てではありませんが、これまでの誤った権力行使によって作られてきた「吉川市役所」の体制・体質、議会、市民、企業、団体等との関係を、『リセット』するために「中原恵人」は吉川市長に当選したのだと私は思っています。

健康に留意されご活躍されますようお祈りいたします。

いながき茂行

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