「一般質問」

3月定例会が3月20日(水)に閉会しました。
最後の3日間が「一般質問」です。議員が市長や担当部長と直接やり合う場で、今回は16人が質問に立ちました。

それぞれの議員にとって、「気がかり」な事業や政策について、「こうあるべき」・「ここが問題」ではと指摘し、要望、提案を交えて質問するものです。
事前の調査、勉強をきちんとしなければ出来ません。

また市長や担当部署から、「これを聞いてもらいたい」との意向を受けて、質問されることもあるように思います。
今進めていることや、これから進めたい事業や政策について質問をしてもらい、これを受けて推進するためです。
一概に悪いとは言えませんが、事前に細かい打ち合わせをやりすぎると、片山(元鳥取県知事)さんが言った「学芸会」になってしまいます。中途半端だと、聞いてもいないことに答えたりして、おかしなやり取りになります。

答弁者は市長・教育長・担当部長ですが、質問内容によって答弁者は変わります。市長しか答えられないことを聞けば、基本的には市長が答えますが、担当部長が答える時もあります。

執行側が触れられたくないことや聞いてほしくない質問の1回目答弁では、ほぼ肝心なことは答えません。
答をはぐらかしたり聞かれていないからと、答えない事もあります。国会でのごはん論争のようなものです。

中原市長の答弁は、「ウソではないが真実でない」ものが多いと感じます。また答えたくないことについて、「言っている意味が分かりません」ということもあります。

担当部長も問題によっては、何度も執拗に聞かないと本当のことは言いません。

執拗に聞くと、時には言葉尻を捕えて発言の取り消し、謝罪を求められることがあります。かつては他の議員からでしたが、中原市長になってからは市長が求めることも多くなりました。その度に、議会は紛糾し長時間ストップします。

これまで何度か発言の取り消し、謝罪をしていますので、今ここで何も言わなければ、問題が起きないことは分かります。
しかし、「市民が知りたいこと、聞きたいこと」を質問するのが役割であり、「自分がやらずに誰がやるのか」という気持ちがあります。

「自分の後ろには市民がいる」。

良心に従い「やらなければ」との思いですが、時に面倒になったり、「何も起きない」誘惑に負けそうになることもあります。