今週の活動

日頃の活動報告です。
今週、どんなことをしていたのかを振り返ってお伝えします。

【7月19日(日)】

『7月の消防議会と活動報告』原稿の最終確認を行いました。
市議会の『6月議会活動報告』は6月28日に発行していますので、今回の報告は臨時号です。
報告内容は2点にしぼりました。1ページと4ページは、伊藤議員が「消防議会」一般質問で取り上げた『救命士暴行事件』の報告。見開きの2・3ページが「市長キャラバン」の報告です。消防は伊藤議員、キャラバンをいながきが担当。それぞれ、原稿をまとめました。

『市民改革クラブ』として出す議会報告ですので、報告内容の原稿についてお互いに率直に意見を出しあって修正し調整をします。
私の方からは、『救命士暴行事件』の取下げを、前市長に要請した方々や替え玉に関連した人に直接繋がる名前は出すべきではないとの立場で、表現を変えるよう提案しました。

7月の「消防議会」で明らかにしたい点でしたが、事実の解明はされませんでした。事実として公けにされていない以上、直接犯人に繋がる表現は控えるべきとの考えからです。
確かに、関係者の話や状況証拠から見るとほぼ間違いないということであっても、事実として確認されていないことは、基本的には出すべきではないと思います。
しかし一方、公表することで、事実として確認される(事実が後からついてくる)こともありますので、難しい判断です。特に今回の事件のように、関係者が口を閉じ、首をすくめ、じっとして嵐の過ぎ去るのを待っている状況の中では、一般論では決められません。やはり、起こった内容の重大性や全体としての利益等を考え、判断するしかありません。

「市長キャラバン」の『新庁舎建設事業』については、東洋ゴム問題と、市長としては、『建設費の縮減を図りたい』という考えを、はじめに持ってきた方が分かり易い。また、旭・三輪野江地区で出された『地域の活性化と発展のため、旭・三輪野江地区に建設を!の意見も掲載すべきでは。等の提案があり、修正をしました。

毎回、印刷の直前までこういった話合い(時にはバトル)を経て、修正・訂正をして印刷をしています。

【7月20日(月)海の日】
午前11時から夕方4時まで、『7月の消防議会と活動報告』の1・4面25,000枚を印刷。宅配便の量が多くなる時期なのか、印刷用紙の納品がいつもより2時間遅れた為、印刷のスタートがずれこむことに。

【7月21日(火)】
午前9時から夕方5時まで印刷。2・3面を25,000枚。
途中、午後より新聞店(吉川市内6店、松伏2店)へ合計17、000枚を持ち込み。7月23日(木)朝刊への折込を依頼。
かっては18,000部以上あったが、ここ数年減少傾向。人口は増加しているが、新聞の購読者は減っている。若い方と高齢者の新聞離れが目立つ。とのこと。

【7月22日(水)】
午後、『おあしす』でポスティング用のチラシ、7,500枚を二つ折りに。折機を使い、2時間で完了。我が家の玄関に積まれている。

【7月23日(木)】

午前中は市役所へ。 市長キャラバン関連とマルサン対策について担当部署と意見交換。

【7月24日(金)】
午前5時~8時、午前10時~12時までチラシ配り。
23,000歩(17km)で800枚。5時~7時頃はまだよいが昼間はキツイ。

【7月25日(土)】

午前5時起床。外は、『もや』で先が見えない。
5時半頃から8時半過ぎまで、チラシ配り。16,000歩(12km)で700枚。

えらく暑い1週間でした。年々暑くなっている様に感じます。久しぶり(何十年ぶり)に汗疹が全身に。腕は黒く、顔は赤黒く日焼けしています。
この後、何とか1週間くらいでチラシまきを終えたいと思っていますが、どうなることやら。

『市長キャラバン』

6月25日より始まった「市長キャラバン」が7月16日に終りました。キャラバンは、市長が3つのテーマ、①市庁舎建設②吉川美南駅東口整備③中学校建設について、直接市民の意見を聞き、話し合うというもの。

市内11か所の地域で開催され、延べ600人を超える市民が参加。それぞれの思い、意見や提案を語るとともに、質問も多く出されました。私は、「おあしす」「中央公民館」「モアステージ」「中曽根集会所」の4か所へ出席しました。

最初に中原市長より挨拶があり、その後、3事業について話し合いが持たれました。各事業の概要及び現状と課題等については、庁舎整備担当・吉川美南駅東口整備担当・教育委員会学校教育課と教育総務課の職員による説明があり、その後、参加者からの意見を伺い、市長がコメントしました。

テーマ毎に、30分前後のディスカッションでいったん区切り、まとめ。 言い足りなかった点は、『私の意見』の用紙に記入。帰りに提出又は投稿していただくことに。これまでのように、市の考え方や方向性を示した上で、意見を求めるのではなく、白紙の状態、自由な発想で、考えを聞き話し合う集まりでした。

 

新庁舎建設事業

3つのテーマの内、最も活発に意見が出されたのは、「市庁舎建設」でした。市民にとって、身近な場所であり、また基本構想時予算30億8千600万円から実施設計終了時、48億1千700万円と大幅に膨らんだことで、改めて『なんで、そんなことになったのか』『財政的に問題はないのか』等、関心が高かったようです。

【主な意見】

▽一刻も早く建設をすべき。市の予算で賄え、返済可能であればやむを得ない。

▽もう一度見直しをすべき。余りにも建設費がかかりすぎる。

▽民間とのタイアップや既存の商業施設等の活用を考えたらどうか

▽地震や水害等に耐える建物を。防災拠点としての機能は重要。

▽身の丈に合った予算で簡素な造り。職員が働く事務スペースを中心に考え、規模の縮小を。等

【具体的な経費縮減策】

▽免震構造から耐震へ

▽敷地面積を縮小し建物を高くする

▽吹き抜けや市民スペースをなくす▽会議室を多機能多目的に利用。議場等議会スペースを削減

▽商業施設やマンションを併設し、賃貸収入で借金返済を

▽美南開発地域に民間資金での建設を

▽建設価格が下がるまで待ったら等、活発に意見、提案が出されました。

『価値ある未来を共に!市長キャラバン』は、初めての試みだけに、市民、職員双方に戸惑いも見られましたが、中原市長の、『行政が提案し、意見を求めるのではなくゼロからスタートする。一緒に作っていく』との思いは、参加者へ伝わったと思います。

市民の率直な質問・意見・提案から、いかに市そして議会からの情報が伝わっていないことに改めて認識しました。同時に、市民一人一人の思い、その言葉の中に、議員としてやるべきこと、行政運営の課題とヒントがあった『市長キャラバン』でした。

*市長キャラバンについては、議会報告特別号で報告します。

吉川松伏消防議会定例会

7月8日(水)午前9時30分より、吉川松伏消防組合議会定例会が消防本部で開催されました。途中3回も「動議」が出され、一般質問が2回も中断する異例の展開となり、午後1時10分に閉会しました。傍聴者は20名余で吉川市議会からは、中嶋(自民)、互・小野(公明)、齋藤・稲葉(市民)そして稲垣(市民改革)が傍聴しました。

9時30分より一般質問が始まり、3名が質問に立ちました。質問内容は、中村(自民)『消防の広域化について』、小林(共産)『自治会集会所へのAED設置について』、伊藤(市民改革)『消防救命士暴行事件。事実の再確認とけじめの必要性について』でした。

伊藤議員の、『消防救命士暴行事件。事実の再確認とけじめの必要性について』の質問に関連して、3回の「動議」が出されました。最初に、加藤議員(自民)より、『質問と回答にかい離があり、誤りの訂正を求める。』として、事実確認のため休憩となりました。10時45分から別室で協議(議長と加藤議員で話し合いをした様子)。11時15分に再開。

議長より、質問の中での発言について、①『告訴の取下げ』と言っているが正しくは『被害届』では。また、②消防長について『更迭すべき』との発言があったが、議員が人事権について言及することは不適切では。との指摘をし、これらを訂正することについての見解を伊藤議員に求めた。

これに対し伊藤議員は、「組織として、被害届を出したことは告訴と同じ意味だと考える。」「長い間マスコミに身を置いてきたが、被害届の取下げは、告訴の取下げと考えるのが一般的」「暴力行為は犯罪である。事件後、吉川警察の次長とも話し合い確認している」と主張。『更迭発言』は、市民に事件をしっかりと認識してもらうため、あえて『更迭』と表現した。『更迭』がまずければ、『人事刷新』と言いたい。と述べ、再び質問に入った。

途中、中村議員(自民)より、「再質問の内容が質問書にそぐわない」と2回目の「動議」が出されましたが、議長はそのまま一般質問を続行させ、一般質問は12時10分に終了。

その後、管理者より議案、『職員の再任用』の提出があり可決。当日の日程が終了し議長が閉会を告げようとした12時15分、加藤議員(自民)が再び「動議」。なんだかよく分からない状況で休憩。議員全員が別室で協議。

いつ、再開されるのか、なにを話し合っているのか説明もなく55分間待たされ、1時10分に再開。議長より、『話し合いを持ったが、特段報告はない?』といった話(よく聞き取れなかったが、具体的な内容に触れない報告)があり、閉会となった。話し合いの内容も分かず、釈然としないまま閉会となりました。最後まで残っていた市民からは、『よく分からない動議で、通算で1時間半も待たされ本当に疲れた。よく分からない議員・議会』との声が上がった。

後で伊藤議員に確認をしたところ、①『告訴』は『被害届』の取下げ ②『更迭発言』は、議員が人事権について言及することで不適切 ③替え玉説(加害者と示談者は同一人物なのか)の質問はウワサ話に基づくもの。以上3点について、『取り消し・訂正をすべきかどうか』を話し合った。意見が分かれたが最終的なまとめはなかった。とのことでした。吉川選出の議員(自民・公明・共産)は、これまでと同様、『取り消し・訂正をすべき』との発言だったと聞きました。

私が驚いたことは、議長の、『態度』と『見識』です。話し合いの中での議長発言の趣旨は、『議員の発言は重い。余程のことでない限り、他の議員の発言の取り消しや訂正を求めるべきではない。ここで何かを決める(発言の取消し・訂正)ことは出来ないが、議員全員の話を聞きたい。』と、一人一人に発言を求め、最後に伊藤議員に発言を求めたという。また、最後に、『私は、人事やプライバシーに踏み込むことは行き過ぎだと思う。それでも、議員の発言は重い。議員の発言は議事録にも残り、問題があればいろいろな場で追及、弾劾される。最終的にその責任は全て議員個人に帰する。』と話されたという。

聞いた話だけに基づくことですが、松伏町の議長はスゴイ人だと思った。議長としての立場・役割を理解しており、言論・表現に対する考え方、議員の責任について、自分の意見をもっている。吉川とは違うと感じた。行政も議会も、「井の中の蛙」ではだめだと改めて思う。

おかしな議会運営の一面はありましたが、議長がその都度判断し、質問者へも注意を促しながら議事を進めてきました。議案の審議が全て終わり、閉会直前の「動議」で、蒸し返すやり方は理解できません。

私には、『誰が何のために、前管理者へ被害届の取下げを働きかけたのか』、また、『替え玉説(本当の加害者は別にいる。加害者と示談者は同一人物ではないのでは)』の質問をさせないための、「動議」だったと感じました。真実が明らかにされて困る人たちの影と、その人たちを守ろうとしている議員達の、必死な姿を見るようでした。

『被害届』の取下げや『示談に至る経過』、『暴行事件の事実確認』、『情報公開と検証作業』等の質問に、3月議会と同じ答弁内容を繰り返す消防職員。そして『3月議会、6月議会で一定のケジメがついたと考える』、『消防長へは口頭注意をした』、『職員も気持ちを切り替え、職務を全うしたいとしている』と、答弁する中原市長らの苦悩が伝わってきました。

今の消防組織体制の中で、真相究明は難しいと思う。やはり、『誰が何のために、前管理者へ被害届の取下げを働きかけたのか』、『救命士への暴行を行った加害者を、なぜ警察が公務執行妨害で逮捕しなかったのか』を、別の方法で解明しなければ真相は闇の中のままで、やがて忘れられていくと思う。

前管理者(戸張前市長)は3月消防議会の後、マスコミの取材に対し、指示したことを否定するとともに消防本部へ酒井消防長を訪ね、『承服できない』、『当時の消防長へ指示した事実はない』と、申し入れた。3月議会での、『当時の管理者の指示』との公表が誤りであれば、名誉棄損にあたる重大事件ですがその後、前管理者は沈黙を守っています。

現消防長は、『二人の間(前管理者と前消防長)のことであり、(真実は)分からない』と言った。地域の実力者一族と元市長が関与した事件。職員は口をつぐむしかない。

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「6 月議会」傍聴者からの手紙

6月議会の傍聴に来られた市民の方からお手紙を頂きました。『フロリデーション』に対する基本的考え方や、フッ素の危険性・怖さを理解する上で役立つ情報だと思います。ご本人の了解を頂きましたので、手紙の主要な部分を紹介いたします。 尚、同様のお手紙を中原市長へもお届けしたとのことです。

*『フロリデーション』:一般的には水道水フロリデーションのことを指し、虫歯を予防するために水道水にフッ化物を添加することを言います。

【手紙】

前略 ・・・・・・・・・・ 私は、パソコンやスマホに使われる半導体ICや水晶振動子を製造する電子部品の会社に40年近く勤めていました。 IC(水晶振動子も)製造には、水とフッ素を反応させると生じるフッ酸(HF)を大量に使います。HFは気体と液体がありますが、IC製造に使うのは液体です。

このフッ酸はとても恐い物質です。皮膚に触れると数時間後には骨にまで達し、大変な痛みを生じます。ICの製造時、作業者は無塵着の他にマスク、眼鏡、帽子、前掛け、ゴム手袋をつけ、皮膚を露出しないようにします。

1年半ほど前に新潟県で、会社勤務の女性が、同僚の男性社員から靴の中にフッ酸をしみこまされて、知らずに履いたため、足の指が壊疽になり、片足の指4本を切断しなければならなかった事件がありました。

フロリデーションでは、フッ素化合物のフッ化ナトリウム(NaF)を使います。このNaFとHFは、国際的なGHS(「化学品の分類及び表示に関する調和システム」)によると、その経口急性毒性の区分は共に3であり、国内の「毒物及び劇物取締法」による分類では共に劇物に相当します。

NaF摂取による致死量は諸説ありますが、体重10kgの幼児の致死量は、0.11g、0.4g、1.7g、1.8gとされています。1.8gはラットの試験結果からの推定値ですが、その他の値は海外のフッ素事故時の実際の値や国内、海外の学者のとなえる値です。このような少量で(成人ではスプーン1杯、約9g)死亡事故が発生します。現にアメリカのアラスカ州では1992年に、水道水中のフッ素濃度を管理する装置が故障し、高濃度のフッ素が水道水中に漏れ、1人死亡、約300人に健康障害が起こりました。

私が「子どもの歯と健康を考える会」の活動に参加したのは、このように恐い物質であるフッ素化合物を水道水中に入れるなどということは、とても信じられないと思ったからです。(資料1参照) フッ化ナトリウム(NaF)の性質を知るために、薬品会社が発行しているNaFのSDS(安全データシート)を同封しました(注 SDSはネットで“SDS フッ化ナトリウム”と入力すると、複数社の発行したSDSが見られます)。

SDSは化管法(PRTR法)によって、指定化学物質を他の事業者に販売する時、その物質の性質と取扱について提供しなければならないというものです。表記方法も国際的な取り決めであるGHSの規則に則り、又独自にPRTR法で決めた応急措置、保護措置等を追記するようにして項目が定められています。 SDSによれば、NaFは腎臓、肝臓、心臓、呼吸器、神経系、骨、歯、皮膚、眼、生殖能、胎児へ重大な影響を与えると書かれています。GHSの規則において、区分3の場合ドクロマークを、SDSにも、又販売する容器にもつけなければなりません。実際、NaFのSDSには、ドクロマークが書かれています。又、NaFは、多くの法律により規制物質とか毒物として規定されています。例:毒物(船舶安全法、航空法)、規制物質(水道法、下水道法、貿易管理令)。

最近の調査では、イギリスのフロリデーション地域(バーミンガム地域)と水道水にフッ素を入れていない地域(マンチェスター地域)とでは、甲状腺機能低下症の罹患率は、前者の地域の方が後者の地域の2倍あるというレポートが発行されています。 又、九州大学の歯学部の先生と九州の歯科医の方の対談記事では、インプラント使用の人の13%の人がインプラント周囲炎にかかっている、その原因はフッ素入り歯磨を使用したことによる、フッ素と水とインプラントに含まれるチタンの反応によるものだと推定されています。

又、イスラエルでは2014年8月に、水道水フロリデーションを中止しました。イスラエル厚生労働大臣は「科学的根拠によると、フッ素は健康を害し、効果がなく、無駄遣い、子どもが摂取するフッ素の量を制限する自由を侵害する。」と言っています。2014年5月には、アメリカ・オレゴン州・ポートランド市で、住民投票により水道水フッソ化を拒否しました。(フッ素化反対:61%、賛成:39%)。このように、今迄実施している地域でも、中止している所が現れています。

フッ化物応用(フロリデーションを含む)を推奨する方達は、WHOが推奨しているのだからとよく言われます。しかし、WHOは次の様に述べています。 1) フロリデーション導入の必要条件に、「地域における虫歯のレベルが高いか中程度か又は虫歯の増   加傾向が明らかであること 2) 6才未満の子どものフッ素洗口を禁止 WHOがこのように言うのは、前述したようなフッ素の危険性を考慮しているからだと思います。

吉川市や全国で、虫歯のレベルは高くも中程度でもないですし、虫歯が増加傾向であるともいえません。しかし、吉川市では、保育園でもフッ素洗口をしています。県の条例や吉川市の条例では「フッ化物の応用」を推奨していますが、無条件に進めていくことに、私は疑問を感じます。少なくとも、保育園でのフッ素洗口は、止めるのがよいのではないでしょうか。 ・・・・・・・・                         草々

 

(資料1) フロリデーションに使用されるフッ化ナトリウム(NaF)

1.毒物と劇物の分類

01*表はクリックして拡大してください

2.毒物と劇物の定義(“毒物及び劇物取締法”による) 毒物: 判定基準を大人で換算すると、例えば誤飲した場合の致死量が2g 程度以下のもの。 GHS における急性毒性区分が1又は2に相当。 劇物: 判定基準を大人で換算すると、例えば誤飲した場合の致死量が2~20g 程度のもの。 あるいは刺激性が著しく大きいもの。GHS における急性毒性区分が3 に相当。

3.GHS による分類 GHS:「化学品の分類及び表示に関する調和システム」 GHS とは化学品の危険性(危険有害性)に関する国際的な危険有害性分類基準と表示方法に関 するシステム。GHS の目的は、物質及び混合物に固有な危険有害性を特定し、そうした危険有 害性に関する情報を伝えること。

02*クリックして拡大

4.フッ化ナトリウムの性質(森田化学工業(株)発行 SDS「安全データシート」より) LD50 : ラット 経口 180mg/kg (体重10kg の幼児にあてはめると、1.8g が致死量になります。 致死量に関しては、諸説あります。0.11g、0.4g、1.7g。) 急性毒性: GHS 分類 3。 (フッ酸(HF): モルモット 80mg/kg GHS 区分3。 大変危険と言われているフッ酸と同等な危険性があります。)

危険有害性情報 ・飲み込むと有毒 ・重篤な皮膚の薬傷、眼の損傷 ・遺伝性疾患のおそれの疑い ・生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い ・臓器(神経系、肝臓、心臓、腎臓)の障害 ・長期又は反復ばく露による臓器(骨、歯、呼吸器、腎臓、神経系)の障害 ・長期又は反復ばく露による臓器(心臓、骨、歯)の障害の恐れ

03

 

*クリックして拡大

 

 

2015-06-15 13.09.46 2015-06-15 13.11.28 6月議会での一般質問(いながき)

一般質問の中で、自民・みらいの議員が、『フロリデーションとフッ化物応用』というテーマで質問をしました。議員になって8年目ですが、今までフロリデーションについて、賛成の立場での質問を聞いた記憶がありません(10年以上前に、自民と公明の議員が賛成の立場で質問をされたそうです)。

これまで私は反対の立場でこの5年間、質問を繰り返してきましたので非常に新鮮でした。『フロリデーション』の推進活動をなぜ実施するのか?、安全・有効性はあるのか?等の質問に対し、執行側が正面から答えることはありませんでした。 推進活動は、『市民に正しい理解・知識を深めてもらうため』、『フロリデーションを実施しようと言う訳ではない。安全性・有効性の周知を図っている』。そして、安全性・有効性・必要性については、『国連のWHOが推奨しているおり、世界中で実施されている』、『歯科医師会や学会が認めているから』、『実施する場合は、厚労省も技術支援をする』など等。

フッ素の安全性や有効性についはは、研究者の間でも意見が分かれ世界中で論争が続いています。そうした中、吉川市としてはどのような目的で、『フロリデーション』をやるのか、必要性があり市民が望んでいることなのか、有効な成果があるのかをしっかりと確認・検証もせず、『はじめに実施ありき』で進めていることに、違和感と言うより恐ろしさを感じました。

当然なことですが、市が行う事業は全て、「必要性があり、一定の効果(成果)」が求められます。『フロリデーション』にはそれがありません。必要性が極めて低い事業です。 全国的にも虫歯は減り続けています。吉川市の12歳の虫歯の本数は、数年前から0.5本を切っています。そして、フッ素症の危険は極めて大きく、安全性と有効性に疑問があります。

一人の人が生活のために使う水の量は、一日、200リットルから300リットルです。このうち飲料・調理に使われるのは、1パーセント以下です。99%以上は下水に流され環境を汚染します。フッ素は、「水性環境有害性」があるとされています。

何より問題なのは、「選択の余地」がなくなるということです。飲みたくない水を飲まされることになります。個人の「選択権」、「基本的人権」を侵すものだと思います。推進派の、『市議会で決定されれば、個人の好みや個人の意見よりも公共の福祉が優先される』との主張には、同意できません。『飲みたくない、いやだ!』と言っている人たちに無理やり押し付けるのは、とんでもない思い上がりではないでしょうか。

今の市議会で、『フロリデーション』や『フッ素』について正しく理解している議員はほとんどいないと思います。また、推進派、反対派の主張を理解した上で、『自分としてはこう考える・自分の立ち位置』を明確に言える議員は少ないと思います。まっとうな議論が出来ない中、数だけで決められたことを、『公共の福祉が優先される』とされたら、たまったものではありません。

水道法第1条は、「水道事業を保護育成することによって、清浄にして豊富低廉な水の供給を図り、もって公衆衛生の向上と生活環境の改善とに寄与することを目的とする」とあります。水道事業の本質は、「清浄にして豊富低廉な水の供給」です。

吉川の水道は、県の浄水場から送られてくる「県水」と市内4か所の井戸から取水した「地下水」のブレンドです。割合は、県水86%に対し地下水は14%です。県水は5年前に稼働した新三郷浄水場の高度浄水処理施設から送られてきます。井戸は地下250(350?)メートルの深井戸から汲み上げているそうです。途中に粘土層があり、そのお陰でとてもきれいな水だと伺いました。ちなみに、水道水1リットルの値段は17銭。2リットルのペットボトル1本が34銭、3本で約1円です(以前、聞いた話ですので少し変わっているかもしれません)。

だから、命の源としての安全な水を安心して使うことが出来るのです。吉川市の 水道水は、炊事・洗濯・洗面・お風呂・トイレ・植木の水等、私たち生活のために供給されています。水道水は虫歯予防のためにあるものではありません。毒物・劇物をいくら薄めたからといって、水道に入れる必要はありません。

中原市長は、『水道水フロリデーションの啓発活動は中止。今後は、予算化せず市職員の派遣も一切行わない』と明言しましたが、フロリデーション推進派の方々は、全くあきらめていません。フロリデーションの「必要性・安全性・有効性」を国連や国、学会等の権威を使い、訴え続けると思います。特に、市議会議員や市職員への働きかけは止むことはないでしょう。それはあたかも、「フッ素教」と言う宗教の信者のようで、異なる意見を聞こうともせず、全て自分たちの主張が正しいと信じ、行動します。これからも亡霊のように現れ、信ずる世界を創るため何ものも恐れず、懲りることなく啓発・推進活動を進めると思います。6月議会での一般質問は、その意思表示であり前哨戦だったと思います。

ここ数年全国各地で、歯科口腔保健推進法や県条例、市条例を使って、「フッ化物応用」の取り組みが進められています。今、急速に広がりを見せている保育園・小中学校等での「集団フッ素洗口」は、『フロリデーション』を実施するための第一ステップだと思います。私は、集団での「フッ素洗口」についても、実施すべきではないと考えます。

吉川市の、『水道水フロリデーションの啓発活動中止決定』に、ぬか喜びすることなく、これからも、「フッ化物応用」の危険性を推進派の活動と同様、粘り強く訴え続けてまいります。

2015-06-12 09.58.22 2015-06-15 13.09.46

いながき茂行の一般質問は、①マルサン問題と②予防接種問題の解決を!

*「集団フッ素洗口」の問題点については、日本弁護士連合会より、「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」が2011年1月に出されています(日弁連のHP参照)。