「中秋の名月」

昨日は旧暦の8月15日、「中秋の名月」の日でした。3年連続で満月と重なる「中秋の満月」です。

我が家でも妻が作った月見団子とみかん、ススキの代わりに猫じゃらしを生けて「お月見」の準備をしました。通学していた小学校で使っていた木製のイスに飾りました。

中央線荻窪駅から教会通りを抜け衛生病院前にあった若杉小学校です。相当前に統廃合で廃校になりましたが、イスは廃校になった時、母が購入したものを譲り受けました。

同級生には駅北口にあった戦後の闇市の雰囲気を残したマーケット内の魚屋や生地屋、駅前商店街の呉服屋、喫茶店、自転車屋、甘味茶屋、葬儀屋そして医者等の息子・娘が3~4割いました。

今年も「中秋の名月」を見るつもりで夕食後にベランダに立つと、雲が出て一向に月の姿が現れません。今年はダメかもと思い、うたた寝していましたが9時頃にベランダへ出ると、南東より少し東の雲の切れ間から月が見えました。

やはり「日頃の行い」と喜んでいましたが数分後、再び黒い雲が空を覆い月は隠れてしまいました。短い時間でしたが「名月」を見ることができて良かったです。良い「中秋の満月」でした。次の「中秋の満月」は7年後だそうです。来年の「中秋の名月」をまた見ることができれば幸いです。

今日は先程まで「満月」がはっきりと出ていましたが、また雲に隠れつつあります。

*「十五夜」「十三夜」等、これまで7・8回「月」について書いてきました。同名の「中秋の名月」は2019年9月14日です。





   

「暑さ寒さも彼岸まで」

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、過ごしやすい日がここ数日続いています。
いつまで続くのかと思われた「残暑」がウソのようです。

昨日はお墓参りに行ってきました。田端と駒込の中間にあるお寺ですが、ご住職と子息が応接室を全開してご挨拶され、先代の奥様が本堂の1階でお線香を用意し、火のついたお線香は容器に入れて持ち運び出来るようにされていました。
50年通っていますが、初めてのことです。

先代のご住職は「説法」をよくされる方でした。法事の時などは必ずお経の後に話をされました。現在の住職とご子息は、ほとんどされません。
家族や親せきが一同に会する法事です。せっかくの機会ですので、ひと言お話を頂いても良いのではと思っています。

しばらく前に義母の50回忌をやりました。来年は義父の50回忌ですが、故人を知る方々も年を重ねだんだん少なくなっています。法事の打合せ時に、ご住職に相談したいと思います。

「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句は日本人の季節の変わり目に対する考え方ですが、そこから「生き方」につながったようです。
「大変なことでもいつかは終わり、乗り越えることが出来る。だから諦めずに生きよう。辛抱することも大切」だと言っています。

季節の移ろいを人生に置きかえる。日本人的発想だと思います。

「モスバーガー」

今朝、三郷市との市境に近いモスバーガー(吉川美南店)て゛「野菜バーガ―」を食べました。

「朝モス」の「野菜バーガ―」ですが、厚めに切ったトマトとレタスがしっかり入りハンバーグの味付け、焼き加減、量も私にはちょうど良い感じで美味しかったです。
朝食にハンバーガを食べるのは久しぶりです。5年位前に横浜のホテルで食べて以来です。ホテルのものは、普通サイズの4倍ほどで4つに切って食べました。

平日の朝食は、まずレタスやセロリ・キャベツを山盛りにして玉ねぎ・トマト・きゅうりなどを載せ、その上にオレンジやキウイそしてナッツ・干しブドウ等をちらし(日によって、かまぼこやハム、チーズも)、ポン酢とゆず果汁をかけて食べます。ゆず果汁はペットボトルに入った九州産の冷凍果汁を戻して使っています。以前は四国産でしたが数年前から、少し安い九州のゆずにしています。私の数少ない、こだわりと贅沢です。

サラダを食べた後、卵焼きやその日のおかずを少し食べ、実だくさんの「みそ汁」と「ごはん」をいただきます。「ごはん」は小さめの茶碗に軽く一杯です。

1日の食事で「朝食」が最も大切だと思い、このスタイルを変らずに続けています。私は食べることは人間にとって最も大切なことだと思っています。何を食べるのか、どう食べるかが重要だと思います。体に良いものを良い環境で食べることが、「生きる」ことの基本だと思います。

季節外れの珍しいものより、「盛り」のものが最も美味しく栄養もあり安く買うことが出来るものです。お金があるからと言って、贅沢、美食にふければ命を縮めることになります。

「一味同心(いちみどうしん)」という言葉があります。一緒に同じものを食べることで、心を一つにすることです。家族や仲間の原点が一緒に「食べること」だと考えます。

今まで「ファストフード」を食べることは余りありませんでしたが、これからは少し挑戦しようと思います。

人は、食べて食べて、食べられなくなった時が死ぬ時です。

秋の気配

ここ数日、台風の影響もあったと思いますが朝夕の気温も少し下がってきたようです。
早朝に窓や扉を開けても、熱風が入ってくることもなく涼しい風が部屋を通り抜けていきます。
シャワーの水も「ぬるま湯」から「水」に戻ってきました。

ベランダの朝顔は一度に沢山の花をつけることもなくなり、ゼロの日もありますが、1つ2つ咲かせるのがやっとのようです。今朝は数日ぶりに1つ付けていました。
来年以降も今年のような猛暑が続いて行くのでしよぅか。

9月定例会で上程された第43号議案は、吉川市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例です。
提案理由は「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律の一部が施行されたことに伴い、建築基準法の規定による建築物の容積率及び建蔽率に関する制限の適用除外に係る規定の追加その他所要の改正をしたいので、この案を提出するものである。」としています。市条例の一部改正の多くは上位法の改正に伴う改正ですが、今回の改正は日本での「地球温暖化対策」の具体的取り組みの一つとして出てきたものだと理解しています。

具体的には、1省エネ化のため外壁断熱等の緩和。外壁断熱の面積増加分を容積率及び建蔽率に算入しないことや庇の取扱いと、2省エネ化のための建築設備の緩和。機械室内に省エネの給湯設備を設置した場合、機械室等の床面積を容積率の算定床面積から除くことができるというものです。

「いよいよ」というか、「やっと」出てきたのかと思いました。
脱炭素社会は、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする社会ことです。温室効果ガスにはフロンなどもありますが、大部分は二酸化炭素です。人間や他の生物が生きていくためには、二酸化炭素を出さざるを得ません。また工業化社会での生産には二酸化炭素の排出が伴います。そこで出てきた考え方が「カーボンニュートラル」です。温室効果ガスの排出量を出来るだけ抑えつつ、やむを得ず排出する温室効果ガスは違う形(森林など)で吸収し、プラス・マイナスゼロにするという考えです。

「地球温暖化対策」の国際的枠組みであるパリ協定での目標は、「2050年」までに地球の気温上昇を産業革命以前と比べ1.5℃以内に抑えることです。気候変動による影響は深刻で異常気象や海面上昇が起きていますが、1.5℃以上に上昇すると各地で砂漠化が進み生態系の破壊や水資源の枯渇、健康被害などが発生し人類だけでなく全ての生き物の生存基盤が揺らぐことになります。80億人の人々と全ての生き物が命の危機に陥ることになるかもしれません。

国は、脱炭素社会の実現を進めるため2021年5月「改正地球温暖化対策推進法」を成立させ「2050年」までに脱炭素社会実現を示しました。さらに、それを進めるための具体的取り組み内容と工程表を策定し、2030年度までに100カ所の「脱炭素先行地域」を作り、再生可能エネルギーを中心とした取り組みをすることが明記されています。

2030年以降は全国で実施する予定ですが、その中で脱炭素の基盤となる重点対策として「住宅や建築物の省エネ性能の向上」の他、「屋根置き等の太陽光発電パネルを設置し、自家消費出来る太陽光発電を導入」「EV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)といった電動車の導入促進」「食料・農林水産業の生産力向上」等があげられています。

私たちの暮らしやモノづくりまで一つの方向性が示されたということですが、すでにその方向に向かって全世界が進んでいます。脱炭素社会の実現が予定通り出来るかどうか分かりませんが、国・地方・企業・個人あらゆる組織と人が取り組まなければならない課題です。とりわけ、豊かさと便利さをひたすら求め、享受してきた私たちの世代は、さらに頑張る責任があるように思います。

「火葬待ち」

8月21日の読売新聞に【「火葬待ち」高齢化で深刻】の見出しで、全国で起きている実態が掲載されていました。
高齢化に伴う死者数の増加で、遺体を長期間火葬できない「火葬待ち」が問題になっている。業界団体の調査ではここ数年、都市部を中心に最長6~8日の火葬待ちが施設の3割に達すると報告されています。

2022年の全国死者数は156万8961人。10年前の125万6359人から1.25倍になっています。。
昨年生まれた子供の数は77万人だとニュースで聞いたように思います。今年の上半期速報は37万1000人ですので、23年も昨年を下回るのは間違いありません。生まれてくる子供の2倍の方が死を迎える「少子高齢化」の現実に改めて驚かされます。

私たちが利用している斎場は、越谷市・松伏町・吉川市の2市1町でPFIにより建設した広域斎場です。平成17年8月1日から供用を開始し、経営の主体を越谷市として運営を委託しています。名称も越谷斎場となっています。

市の事業は、広域斎場負担事業として総務部市民課の所管です。令和4年度の利用状況は、火葬件数709件、式場利用件数は226件、動物炉利用件数は139件で負担金は57,147千円です。

これまで、越谷斎場の「火葬待ち」については明確には確認していませんので、9月定例会の決算審査で明らかにする予定です。「火葬待ち」は市民にとって困った問題ですが、斎場の運営(利用時間等見直し)や近年の「家族葬」に合わせた施設の改善等で対応できるのではないでしょうか。

自治体の中には火葬炉を増やす所もあるようですが、「多死社会」は団塊世代の多くが亡くなる2030~40年代にはピークアウトすると考えられます。