「朝顔」が咲きました

「朝顔」が3日前から咲き始めました。
朝起きて、ベランダへ出ると赤い「朝顔」が2つ咲いています。いよいよ夏近しと感じます。

他の色も出てくる予定ですが、今のところ赤のみ毎日2つです。

今年は、久しぶりに「種」から育てています。プランターに、直まきして1ヶ月ぐらいだと思います。今週突然、つるが伸びはじめ絡み合うようになってきました。

これから、いろんな色の花を見ることが出来ると思います。楽しみです。

以前ご紹介しましたが、橘 曙覧の世界が近づいてきたように思います。

たのしみは 朝おきいでて 昨日(きのう)まで 無(な)かりし花の 咲ける見る時

*幕末の歌人・国学者の橘 曙覧(たちばなあけみ・たちばなのあけみ)については、2018年7月28日と2018年10月6日に書いています。お読みいただければ幸いです。

「おけら」

先日、ベランダの排水溝の所で「おけら」に出会った。
最後に見てから60年以上が経っています。

昔は子どものオモチャでした。土を掘って、「おけら」を捕まえて遊んでいた。手に持つと前足の動きが両手を広げているように見えるので、その様子を友達と一緒にはやし立てて遊ぶものです。
はやし言葉は、余り「上品」とは言えず、男の子の遊びだったと思います。

「おけら」は土の中にいるものだと思っていましたので、なぜ排水溝の所にいたのか調べてみると水分不足に非常に弱い昆虫だと分かりました。

正式名はケラ(螻蛄)で、英名は「モグラコウロギ」です。
その生態は地中を掘り進み、水上を泳ぎ、空を飛び、地上を歩く・跳ねる・走る等、行動範囲の広い生物です。姿・形からすると、とてもそんな事が出来るとは想像できません。

また、オスは地中の巣穴で鳴くそうです。鳴き声は「ジー……」「ビー……」と聞こえると言います。知らない事ばかりでした。

「おけら」と言うとお金のない状態を、器用貧乏な様を「ケラ芸」と言われています。一部の人たちの間では、馬鹿、間抜けという意味で使われるそうです。

それもあの風体からくるのであれば、少し可哀そうな感じもします。

*「虫けら」は虫全般を指し、このケラ(螻蛄)とは関係がないそうです。

*「おけら」は3㎝程の昆虫ですが、よく見ると独特な風貌で何とも形容し難く、手にした時のあの「ぷよぷよ感」は何とも言えません。図鑑などでぜひ一度ご覧ください。

吉川市職員定数条例

6月定例会は、6月11日(木)に閉会しました。
当初の予定は16日まででしたが、3月議会に続き一般質問を議場で行わないことになり、短縮されました。

市長から提案された議案は15件。条例の一部改正、工事請負契約の締結、一般会計補正予算等は全て可決されました。

私たち市民の会・無所属は、第41号議案 吉川市職員定数条例の一部を改正する条例について、反対しました。
私たち4人を除き他は皆賛成でした。

私が「反対討論」に立ちましたので、その内容を掲載します。

これまでの職員定数は、(1)議会5人(2)市長359人(3)選挙管理委員会2人(4)監査委員2人(5)公平委員会2人(6)農業委員会4人(7)教育委員会47人(8)企業職員14人、合計435人です。

市長部局の定数359人が20人増え379人、合計455人になります。

6月1日現在、実際に在籍しているのは417人ですが、市長部局は357人です。この他、今年度から会計年度任用職員(これまでは臨時職員)となった355人がいますので、全体では752人の職員がいます。

●反対討論はこちら

横田 滋さん

6月5日、横田滋さんが亡くなった。
享年87歳でした。
1977年、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(当時13歳)の父です。
「北朝鮮による拉致被害者家族会(家族会)」に加わり(代表を務めたことも)、妻の早紀恵さんとともに拉致問題の解決を訴え続け、活動をされてきました。
当時中学1年だった長女めぐみさんと再会することはかないませんでした。
残念なことです。

2002年の小泉訪朝で、めぐみさんら8人「死亡」、5人「生存」と伝えられました。2004年には、めぐみさんの「遺骨」を北朝鮮が提出しましたが、DNA鑑定で別人と判明しました。
この間、期待と不安の中で「めぐみ」さんを取り戻すために頑張ってこられましたが、力尽きました。
無念だと思います。

振り返ると、当時の警察、マスコミの対応は不適切でしたが、事件が表面化したのちの政府・国会の取組に問題があったと感じます。
北朝鮮は難しい国だと思います。交渉も一筋縄でいかないことも分かります。
しかし、国民の生命・財産を守るのが国の基本的な責任です。時の政府に、国民を取り戻す決意と行動が無ければ国とは言えません。比類なき権力を持ち国民から税を徴収するのであれば、その責任を果たすのは当然だと思います。

安全ピンで止める布制の「ブルーリボン」の頃から、拉致被害者を帰国させる活動に加わってきました。
「一日も早く家族を取り戻したい」という被害者家族の思いに共感し、応援したいという気持ちです。
イデオロギーも政党も関係ありません。

国家犯罪である拉致事件に、個人として戦うことは出来ません。国と国との関係で解決すべきことです。解決への決意、具体的取り組み、折衝、合意。総理の決断から始まります。

長いこと拉致被害者を取り戻すための「国民大集会」に行っています。国民大集会には、拉致担当大臣をはじめ各政党の国会議員が挨拶をします。
皆、勇ましいことを言いますが実際には何も進みません。何もやっていないのでは、と思える程です。

平成30年9月23日の「全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会」には安倍総理が出席しました。永田町の駅から会場へ向かう道は厳重な警戒態勢でした。安倍総理が来るということで、交渉が進み新たな展開があるのではと期待しましたが、何もありませんでした。

数年前から、家族会メンバーの欠席が目立ちます。高齢化が進み、入院中(病気)や亡くなったとの報告が多くなりました。親から子どもの世代へと変わっています。子ども達と言っても、すでに40代から60代です。

いつまでこの状況が続くのでしょうか。

もし、自分の家族が拉致されていたらどんな気持ちでしょうか。一人ひとりに問われることです。

*横田 滋さんの訃報を聞き何とも言えない気持ちです。言いたいことはありますが言いたくもありません。拉致被害者の活動や支援活動に係わることは、色々な考え方の方がおります。

6月議会最終日に「討論」に立つ予定で、その準備をしたいと思っていましたが手につきません。昨日と今日、朝からマンション内を通る緑道の「笹」を刈り取りました。日中の作業で、沢山汗をかいて少し気分も落ち着いてきました。