自然は不思議

寒い日が続いています。
朝起きて、玄関ドアに入れられた新聞を取りに行きます。
居間と廊下の間にあるドアを開けると、冷たい空気で身が引き締まります。

新聞はドアの郵便受けに挟まれているので、外の冷たい空気が入ってきます。北側ですので、玄関に置いてあるビールやワインもよく冷えます。

毎朝、南側のベランダから外を眺めます。東から南そして西の方向を見ています。日の出前の朝焼けと都心のビル群、スカイツリーそして富士山を確認します。毎日見る景色ですが、それでホッとします。

もうすぐ「節分」です。日々、「日の出」が早まり「日の入り」は遅くなっています。夜の時間が短くなってきています。少しづつ春に向かっています。

一昨日(1/28)、市役所からの帰り道に「日没」に遭遇しました。

吉川団地の先方向に大きな雲の壁があり、その下に太陽が沈むところでした。壁の下から大きな筒が上に延びているように見えました。

筒の下からは、溶鉱炉で鉄が放つ「白っぽい黄色」の光が空に向かって噴射しているようでした。
今まで一度も見たことの無い「日没」でした。






コロナ「第6波」のピークは

日本でもいよいよ新型コロナウイルス感染症「第6波」の感染が急拡大しています。

新たな変異ウイルス「オミクロン株」がその中心で、今日の新聞には「新規感染者数は22日、初めて5万人を超え5日連続で過去最多を更新」とありました。あっという間に昨年(第5波)を超えるスピードで感染拡大が進んでいます。

オミクロン株は、「感染力は強いが重症化リスクは低い」と言われていましたが、どうもそのようです。今のところ、感染者数に対する重症者の数は少なく、病床使用率も高くありません。
しかし無症状の方も相当数いるとの事ですので今後、爆発的感染拡大が進めば、医療体制が逼迫し深刻な状況に陥るかも知れません。

先日、尾身会長ら21名が連名で専門家提言を出しました。

「第6波」の対策について、これまでの「人流抑制」から「人数制限」へ移行を。「不要不急の外出や県をまたいでの移動制限」はオミクロン株の特性からみると、感染リスクが低くあまり意味がない。との提言です。(*その後、誤解を与える表現では、との批判を受け一部取り消しをしました。)

以前から思っていましたが、本当に効果のある対策を的確な表現で出してほしいと思います。例えば、私はゴルフはやりませんが埼玉県東南部東南部吉川市からゴルフへ行く場合、県内の美里や飯能方面より千葉県野田へ行く方がはるかにリスクは少ないと思います。県をまたいでの移動は慎むというのは、余りにもアバウトではないでしょうか。

私たちは、基準や規制の目的や意味を考え最も効果のある方法を考え行動すべきだと考えます。

「第5波」の時は8月末にピークを迎え、9月末頃から急激に減少し新年を迎えました。「第6波」のピークが何時になるのか分かりませんが、欧米都市ではピークから2.5週間後に3分の1に減少しています。

今回の「第6波」が長期間続くことは、私たちの生活と社会全体にとって好ましいことではありません。飲食店や旅館の方が取材に対し、「やっと少し良くなってきたのに、またじっと我慢するしかない」と言っていましたが、繰り返される措置に「もう限界・我慢できない」方々がそれ以上だと感じます。

ピークをいつ迎えるのかは、大きな問題だと思います。


ワクチン追加(3回目)接種

1月6日、健康長寿部健康増進課より新型コロナウイルスワクチン(3回目)接種について、その概要が示されました。

1 接種券の発送について
 2回目接種が令和3年6月6日までに終了した市民(主に医療従事者)1,994人を対象に接種券を11月30日に発送。各医療機関で順次接種を開始。
 また、6月7日~7月1日までに終了した市民(主に高齢者)約5,000人には接種券を令和4年1月5日~13日に順次発送。

2 接種体制(集団接種)
(1)医療従事者
  接種時期 令和3年12月26日~
  接種場所 市民交流センターおあしす
(2)高齢者
  接種時期 令和4年1月23日~
  接種場所 市民交流センターおあしす
       3月以降は中央公民館でも実施。ただし原則1日1会場
*以後、接種時期に応じて接種券を順次発送

3 その他
(1)1.2回目接種(これまで接種を受けていない方)については、引き続き吉川中央総合病院及び中村病院でファイザー社製ワクチンを使用して実施。集団接種会場においてもモデルナ社製ワクチンを使用して開始予定。
(2)いずれの集団接種会場においても「ファイザー社製」及び「モデルナ社製」の両方のワクチンを使用。ただし同一会場で同時に異なるワクチンは使用しない予定。
(3)5歳~11歳の接種については正式決定していない状況。実施を想定し、吉川松伏医師会と準備中。
といった内容です。

新たな変異ウイルス「オミクロン株」が世界各地で急拡大しています。

政府はこれまで、国内への感染者流入を徹底して防ぐ水際対策を実施してきました。
しかし国内での市中感染が確認され、「第6波」への懸念が高まっていることから医療崩壊を防ぐことに方針を転換しました。オミクロン株感染者の「全員入院」から、症状に応じホテルや自宅での療養が出来る態勢を整えることになります。

「オミクロン株」感染者が急拡大している沖縄・山口・広島県への「まん延防止等重点措置」適用が決まりました。急拡大の原因は、米国の基地経由の可能性が高いと言われています。


厳しい入国制限の水際対策をしている中で、なぜ米軍の検疫体制については放置されていたのか不思議です。
「日米地位協定に基づき対象外だから仕方ない。」では済まされません。
水際対策実施にあたり、事前に米軍に協力を求めるのは当然のことだと思います。


 

新年を迎えて

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨日は雪化粧した富士山が見えました。
元旦の朝。青空の下、冷たく澄んだ空気中で静かにたたずむ姿に見とれてしまいます。
富士山はいつ見ても美しいと思います。

山は私たちの日々の暮らしの中の喜びや悲しみをじっと見続けています。木もまた同じです。

長い歴史をともに過ごしてきました。
私たちは日本中のどこにいても「山」を見ることが出来ます。どこにいても「巨樹巨木」に接することが出来ます。

繰り返される天変地異による災害や飢饉の中で、昨日まで一緒に過ごしていた大切な家族や仲間を失い途方に暮れる時、思わず山や木に祈られずにはいられない私たちだったと思います。

私たちは木や山を見上げ、木や山は私たちを見守っています。


人は地震・津波・火事等、危険に遭遇すれば逃げまどいます。
山や木は何が起きてもじっと動かず、ただ見守り、全てを受け入れます。
その「姿」に、私たちは祈らずにはいられなかったのではないでしょうか。