戦いすんで日が暮れて

市長選挙の投開票日から1週間が経ちました。

選挙の結果を受けて、敗因の分析や課題の整理等をやらなければならないと思っています。そして有権者が今回の「選挙」結果をどのように受け止めたのか、また両候補の主張をどのように感じ、その姿はどう映ったのかについて、率直に聞く必要があると思います。
多くの市民が「感じた」ことが、選挙戦でやってきたことの全てだと思います。

選挙期間は慌ただしい日々でしたが、この1週間も同様で、選挙事務所の撤収作業、街中に貼られたポスターの回収、支持者への御礼等、戦後処理に追われました。

また、「3月議会」が予定通り始まることから議会準備を行いました。

18日(月)、議案書配布。議案・補正予算・当初予算の全体像を把握するため、21日(木)・22日(金)に勉強会を開き、担当部署よりレクチャーを受けました。
19日(火)は、議会運営委員会と代表者会議に出席。午後は、旧庁舎解体工事に係わる「杭抜き工事」の説明見学会へ参加。その後、代表質問(21日(木)締切)について会派ミーティングを実施。一般質問(22日(金)締切)については、質問をまとめ、会派内での調整を行い提出しました。

個人で参加している「子どもの歯と健康を守る会」や「財政分析学習会」などもあり、バタバタの1週間でした。
まだ選挙の「総括」は出来ていません。

昨日の6時前、会合に向かうため緑道を歩いていると、西の空が「夕焼け」でした。
『戦いすんで日が暮れて』という言葉が浮かんできました。

佐藤愛子さんの短編小説にも使われていますが、軍歌(反戦歌)の「戦友」の中にある歌詞の一部です。
『戦いすんで日が暮れて 探しに戻る心では どうぞ生きてくれよ もの等(なと)言えと願(ねご)うたに』

久し振りです

ゆっくりと朝食を取るのは久し振りです。

昨日、7日間にわたる吉川市長選挙の運動期間が終わりました。
このひと月半、吉川と吉川美南の駅頭に立っていました。朝の通勤・通学時、候補者と一緒に挨拶をしていました。少しづつ私達を見る目も変わり、選挙の雰囲気が漂い始めてきましたが、やはり大きく変わったのはこの1週間です。

両候補者がたすきを掛け、運動員とともに自転車に乗り、選挙カーと確認団体の車が市内を走り、それぞれの主張を繰り返した選挙運動期間です。
直接、市民の方々から意思表示が伝わってきます。徒歩・自転車・車から「応援しているぞ」という意思が言葉や身体(動き)から分かります。選挙カー等での「辻立ち」では、家からで出てこられ言葉をかけてくれます。差し入れを頂くこともありました。

相手の動きや雰囲気が分からないので、何となく私達へ風が吹いているように思ってしまいます。
お互いに自分たちを応援している人達の言動ですので、両陣営ともそう感じているのではないでしょうか。

先週のブログで、なぜ「中原恵人」を応援しないのか、できないのかを書きました。
予定では、その理由を毎日一つづつ書いて行こうと考えていましたが、無理でした。余裕がありませんでした。

一言で言えば、「信頼できない人」だからです。

「まちづくり」の考え方や政策、事業の進め方も大切ですが、「信頼」が前提です。リーダーは誠実で正直な人でなければなりません。言うこととやることが違う人は「信頼」できません。

8年間からそんな雰囲気はありましたが、特に市長になって4年間の言動、立ち居振る舞いをそばで見て実感します。
具体的事例を挙げればきりがありませんが、これまでの彼の言葉と行動、書かれたモノ、実際にやったことを辿れば分かります。

中原市政は、「組織」の中で働いたことがない人が、ある日突然「権力」を持ち、なんでも出来ると勘違いをしてやってきた4年間だったと思います。

思い込みが強く、独りよがりで「人間」を理解せず、「組織」を動かせず、市長の役割や議会の役割を理解できない方に4年間も、「リーダー」を務めさせたのは、私をはじめ私達の責任だと思います。

*更新が遅れ、申しわけありません。

*選挙結果(開票速報)22時54分確定 得票総数24,777票 投票率43.25%

吉川としゆき 10,750票

中原恵人   14,027票 当選

なぜ「中原恵人」を支援しないのか、できないのか

なぜ「中原恵人」を支援しないのか、できないのか。
それは、まちづくりの基本姿勢とその進め方、そしてお金の使い方が誤っていると思うからです。また、言うこととやることが真逆だからです。

「三位一体」のまちづくりは「市長が主役」のまちづくりとなり、「最初に結論ありき」で、強引に進める政策や事業。人の意見を聞こうとしない「独断専行」の姿勢が目立ちます。

「おあしす改修」に対する対応が象徴的な事例です。
昨年の3月議会で市民の会は、自民党、共産党の賛成を得て、「おあしす改修費」8700万円を減額修正しました。

これに対し市長は、「議会の判断を重く受け止める」としながら、おあしす1階にあった「はーとふる・ぽっと」を新庁舎3階の職員休憩室へと誘導し、撤退(閉店)させました。

3階での新たなコーヒーや弁当販売の準備も出来ていない中、売り上げは3分の1になり、障がい者就労支援で働く人達と市民との交流はなくなりました。

「はーとふる・ぽっと」の跡は、内側から紙が貼られ何の活用もされず、10か月も放置されています。
おあしす利用者をはじめ新庁舎に来られた市民は、喫茶や軽食を利用出来ず、休む場所がありません。硬直した考えで市民の利便性も考えず閉店させ、その責任を我々に転嫁しました。

また、市民の会・自民党・共産党が申し入れている「おあしす改修検討委員会」の設置についても、検討せず「市長キャラバン」を開催。

自分の支援者を集め、都合の良い意見だけをチョイスするやり方(ワンマンショー)は、「お友達市政」だと思います。

市長の口癖は「瑕疵はない」。私の判断、進め方は間違っていない。と言いますが、それでは、議会・議員が間違っていることになります。

コンサルへ依頼したおあしす2階での喫茶・レストラン導入の市場調査結果からは「民間事業者による運営は難しい」との見方でした。
思いつきの甘い計画を我々がストップしたことで、市長の失敗が表面化せずに済んだのではないでしょうか。【2月9日 その1】

朝焼け・夕焼け

このところ、朝焼け・夕焼けが本当にきれいです。

日々変わりますが、昨日の「朝焼け」には息を飲みました。
地平線の東から西へ、黒い雲があたかも遠くの山々のように連なり、東の空は赤く染まっていました。南の空には、三日月といくつかの星が輝いていました。

「夕焼け」もまた、何んとも言えぬ美しさでした。
富士山の後ろに日が沈む時、西の空は茜色に輝き、富士山は影絵のように黒い姿で映ります。
改めて、自然の美しさに心が動きます。

その一方、ドロドロとした「選挙戦」が始まったことを感じさせられます。

すでに終わった「フロリデーション実施」の危機をあおり、市民を不安にさせたり、市民の会「議会報告」への攻撃です。
リーフレットやSNSで誤った情報を拡散させる、いつものやり方ですが、一度ついた嘘は雪だるまのように膨らみ続けます。

私には、「恥の上塗り」にしかならない。と思えるのですが。