9月議会が終わりました

議会へ行く朝、玄関を出て11階から見る秋の「空」と「雲」は、毎日違う表情を見せてくれます。

澄み渡る青空に広がる雲は、何とも言えぬ美しさです。
空気まで爽やかに澄んでいるように感じます。

ハケで掃いたような「すじ曇」、鳥の羽根のような「巻雲(けんうん)」そして「うろこ雲」。先日は「すじ曇」の真ん中に飛行機雲が一直線に走っていました。

9月から10月へかけての「青空」と「雲」はいいものです。朝夕も涼しくなり、なぜか虫の声も聞こえてきます。「秋」の訪れを感じます。

秋の夜長には、やはり古典が読みたくなります。

「源氏物語」や「枕の草子」、「奥の細道」等が人気があるようですが「方丈記」や「徒然草」を先に読みたいと思います。古文(高校)の時間に少し触れていますが、全文は読んでいません。

出来るだけ早く方丈に庵を結び、民俗学と古典の本を枕に晴耕雨読の生活をしたいと思っています。

気力と体力がなければ出来ないことですので、ぐずぐずしてはいられませんが、「やらなければならない事」もあり、もう少し時間がかかりそうです。

*(追記9月29日)相も変わらず9月議会も、最後までとげとげしい空気の中で終わりました。困ったことです。秋の爽やかな風は、行き場をなくし戸惑っているようです。

秋刀魚(さんま)

今朝、3カ月ぶりに散歩に行きました。家から越谷レイクタウンへ向かい、調節池を2周するコースです。いつもは吉川橋を渡って越谷へ入りますが、今日は吉川駅の南にある赤い橋(水道)を渡り、旧千疋(越谷市東町)から調節池へ向かいました。

帰り道、イオンでぶどうとみかんそして「秋刀魚」を買いました。店内には開店11年目を迎えたことがポップ等に書かれていました。

夜、今年初めて新物の「秋刀魚」を食べました。身が細く脂がのっていません。落語話にある、殿様が食べたお上品な秋刀魚のようでした。それでも、今年の「秋刀魚」ですので、それなりに美味しく頂きました。

散歩から戻って朝食をとり休んでいると、突然両足がつってしまいました。こむら返りのような感じで、久しぶりの痛さでした。万歩計を見ると2万歩近く歩いていました。

最近は山へ行く機会が少なくなりましたが、下山の最後近くに足がつることがあります。その時の痛みと一緒です。

忙しくてもやはり、日ごろから歩かなければいけないと「痛感」しました。

追記(9/22 PM4時)昨年は豊漁でしたが、今年のサンマ漁は史上最低と言われています。水揚げは昨年の2割程度。その上型も小さく脂ものっていません。先日、根室の棒受け網漁船が転覆し発見されました。例年なら行くことのない、1000キロも離れた遠くの海域で操業した帰りの事故のようです。日頃、近海で操業する中型の漁船が慣れない遠洋まで行くというのは、無理があるようです。不漁の原因は、日本近海の海水温の上昇や黒潮の変化そして中国や台湾の大型船による乱獲等です。温暖化、経済発展に伴う食生活の変化等が絡むだけに、解決は簡単ではありません。

*「サンマ漁」については昨年の9月15日に書いております。ぜひご参照ください。

 

 

中秋の名月

9月13日(金)は「中秋の名月」、一年で最も美しいとされる「お月見」の日でした。今日は「満月」で、今年一番小さく見える日です。

我が家でも、お花と果物を用意して待ちましたが月は出ませんでした。
お花はススキとりんどう、そして撫子です。果物はリンゴと柿、梨です。

旧暦では7月から9月が秋。中秋の名月は8月、十五夜の翌日が十六夜(いざよい)と呼ばれます。「いざよう」は「ためらう」の意味で、十五夜の月より遅くためらうようにして出てくるので、そう呼ばれます。十三夜(中秋の名月の1カ月後の月)という言葉も。

また、前にも書きましたが立待の月(たちまち・十七夜)、居待の月(いまち・十八夜)、寝待の月(ねまち・十九夜)、更待の月(ふけまち・二十日夜)という言葉もあります。

生活の中で、「季節」を感じ楽しむ感性、豊かさを感じます。
いろいろな表現、細かな違いの言葉があるということは、「文化」が深いということだと思います。日本に生まれて、幸せだと感じます。

最近、「スーパームーン」という言葉も聞きます。一年のうちで最も大きく見える「満月」を「スーパームーン」といいます。
ブルームーン、ブラックムーン、ブラッド(血のように赤い)ムーン、ストロベリームーン等、海外でも月の表現はいろいろあります。

学生の頃、英国に留学したことのある教授から「月狂条例(げっきょうじょうれい)、精神異常法」のことを聞いたことがあります。
Lunacy Act1845です。1845年に成立した精神異常者を隔離施設へ収監する為の法律です。Lunacyは「精神異常」を意味しますが、法律用語としては、「心身喪失」です。
月(Luna)から派生した単語なので「月狂」と訳されました。

当時、「満月」の日には患者たちの異常行動が起きると信じられていたことから当日は、患者達全員を柱にくくりつけていたそうです。
他の人たちもまた、「満月」の日にはおかしくなることがあると考えられていたようです。
「満月」の日に起きた犯罪は、罰せられない時代があったと伺いました。法律(月狂条例)は現在も生きています。

日本でも心身喪失や心神耗弱状態で起きた犯罪は、その責任を問えないことから無罪、あるいは罪が軽減されます。「満月」との関係はよく分かりませんが、Lunacyを「心身喪失」というのは興味深いことです。

「女性の身体は月に支配されている」と言われますが、私たちの身体や心は「月」の満ち欠けにどれ程関わりがあるのでしょうか。

やはり人は、海から生まれた生物として「月」の影響から逃れることは出来ない存在なのでしょうか。

*ベランダに出てみると月が見えました。いつから出ていたのか分かりませんが、南の空に美しく輝いています。ひと回り小さいように感じます。(9/14 PM11時45分)

 

 

 

 

 

 

吉川中学校

昨日(9/6)午後7時より、「吉川中学校説明会」が美南小学校体育館で開かれました。
対象者は、来年4月の入学予定者(中曽根小・美南小6年生)と2年生、3年生になる生徒(現在の南中学校1、2年生)とその保護者です。

教育委員会学校教育課の担当者より、建築工事の進捗状況、開校までのスケジュール、現段階での決定事項そして制服・ジャージ等の学校指定品、部活動について説明がありました。
スライドを使っての説明が中心ですが、制服やジャージ、通学カバン等はサンプルが展示されておりました。新しい制服や通学カバンへの関心が高く、そこは混みあっていました。

また受付時に質問用紙が配布され、回答については吉川中学校開校準備ホームページで掲載される予定となっています。

新中学校の建設工事は、平成30年6月29日から始まり令和2年1月31日まで。ですが、外構工事や植栽工事もありますので、3月まではかかると思います。

建物は鉄筋4階建て、延べ面積10,520㎡。校舎は普通教室27、特別支援教室2教室の他、音楽室、美術室、調理室等の特別教室と職員室、校長室等の管理諸室があります。
屋内運動場はステージのあるアリーナ。武道場は2階、プールは校舎屋上に配置されています。

事業費は、62億4,394万円。用地購入に20億3,037万円、建築工事に42億1,358万円です。この内、国・県からの補助金はおよそ10億円、残りの52億円は地方債、吉川市の借金です。

生徒たちにとっては良い学習環境で学ぶことができる、機能的できれいな学校になると思います。

しかし、15年、20年後には確実に生徒数は減少します。吉川の人口も減少して行くでしょう。小中学校をはじめ、公共施設の統廃合や多機能・多目的利用は避けられないことではないでしょうか。

新たな公共施設を作るということは実に大変なことです。