『関東地方は一日中曇り、所により朝夕一時雨も。』
テレビの画面は、各地域とも朝から晩まで見事なほどの「曇りマーク」。しばらくの間、曇天の日が続くと昨夜の予報では告げていました。
今朝4時40分に起きて東の方を見ると、くすんだオレンジ色の太陽が出ており、雲の間からは青空が少し見えていました。
5時に家を出てレイクタウンについたときには、日は昇り青空が広がり、爽やかな風が吹いていました。
心地よい風の中での「ウオーキング」は、良い一日のスタートを感じさせてくれます。
最近の天気予報はよく当たると思っていましたが、たまに「ハズレル」となんとなく安心します。
『そう簡単に先のことが分かってたまるか、まして自然が相手のことで』という思いがあります。
今日と明日は吉川の、『八坂祭』りです。
私の住むモアステージでも今日は、『夕涼み会』です。
自治会が中心になり、模擬店を出します。飲んだり食べたりしながら住民同士の交流を図ります。
25年以上続いていると思いますが、最初は子ども達のための夏祭りで、昼間の暑い中での開催でした。模擬店の他に子どもを対象にしたゲームをやったり、不用品を売ったりしていたと思います。子ども用の「たる神輿」も作り、マンション内を担いでもらいました。
最後には、大抽選会もありました。
吉川に移り住んだ当初、ほとんどの家庭では子育て真っ最中でした。
親たちは全国各地の出身でしたが、『子ども達にとっては、ここ「吉川」がふるさとになる。彼女・彼らが大人になった時、心のふるさとと思えるような、良い思い出に繋がる祭りにしたい』と皆ガンバリました。
やがて、子ども達が成長し定年を迎える方もチラホラ出始めた頃、『夕涼み会』に変えました。
「ネオポリス花火大会」の日に合わせた開催としました。花火を見ながら、大人たちも楽しめるように、生ビールや焼き鳥を片手に隣近所の人と話が出来るような雰囲気の催しです。
『時々、挨拶はするが話したことはない』そんな状況を少しでも減らして行きたいとの思いからです。
「ネオポリス花火大会」が開催されなくなった数年前、今度は「吉川八坂祭り」に合わせた現在の『夕涼み会』となりました。
さらに高齢化が進み、『余り無理をせず、出来る範囲で』と言われて随分経ちますが、まだ新たな形には移っていません。次はどんな形の、『夕涼み会』になるのでしょうか。
「不易流行」。解釈はいろいろあるようですが、『本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものを取り入れる事。変化を重ねていく流行性こそが不易の本質である。』ことを表した言葉だと思います。
地域や国も、本質的なことを守って行くことと、そこに住む人々の状況、時代によって変えていくことがあるのは当然です。同じように見える事でも、その中身、内容は変化します。
『人もまた然り』ではないでしょうか。