「天災は忘れた頃にやってくる」と言われていましたが、最近は忘れる前に次々と起こります。
台風21号による大きな被害が近畿地方を中心にもたらされ、まだ復旧のさ中、今度は「北海道」で震度7の大地震です。
道内すべての電力がダウン。鉄道、空路もストップ、スーパー・コンビニは営業できず、工場の操業も停止。酪農、農業、漁業も。家の電気もつかず、「すすきの」の街も真っ暗となりました。
「市民生活」への影響はもとより、北海道の産業、経済が受けるダメージは大きいと思います。秋は、農業、漁業、観光等、北海道にとって大切な季節です。出来るだけ影響が少ないようにと、祈るばかりです。
今年は、1月に白根山が噴火。4月に震度5強の島根県西部地震。6月は震度6弱大阪北部地震。梅雨明け(6/29)前から異常気象の猛暑が続き、7月は豪雨となり、逆走した変な台風も来ました。そして、北海道胆振(いぶり)東部地震です。
地震後の山崩れや地滑り。空から撮影された写真や動画、テレビに映し出される光景は時間を追うごとに、被害を受けた人々の様子を生々しく伝えています。 倒壊した家の中に残る近親者の「無事」を願い必死に叫ぶ姿や、土砂に向かって『早く見つけてほしい』と祈る姿から、悲しみが伝わってきます。 心配と不安の中で憔悴した方々に、掛ける言葉もありません。
「首都直下型」「東海」大地震もいつ起きるか分かりません。いつ起きても、不思議ではありません。日本列島に、ここは安全という所はないと思います。
時や場所、私たちの生活、政治、経済の状況に関わりなく、「災害」は起こります。
多くの人はこの先、地震・津波・水害そして事故等に『遭うことがあるかも知れない』と考えてはいますが、『自分は大丈夫だろう』『何とかなる』と思っているのではないでしょうか。私もその一人です。
人は日々の生活の中で常に、「災害」を意識して生きている訳ではありません。
「水・食料・燃料・トイレ(便袋)等」の備蓄はしていますが、「電気・水道・ガス・水洗トイレ」を使わない1日を実践していません。やはり、年に一日でも「インフラ」が止まった時の生活を実体験しなければと思います。
25年程前、マンションの電気室が水没し数日間、「電気・水道・ガス・水洗トイレ」の使えない生活をしたことがあります。 快適なマンション生活は、最悪の生活になりました。
11階まで階段を使い、20リットルの水を運び、1階に設置した仮設トイレを利用。お風呂は駅前の温泉に行きました。夜、懐中電灯やローソクの下で何かを食べたように思います。時間とともに、いつの間にか忘れて行ったようです。
今日は私の住んでいるマンションの「防災訓練」の日でした。 「安否確認訓練」と防災講話「災害に強いまちづくり(水害対策)」に参加し、「あの日」を思い出しました。