3月15日(金)、中央中学校の卒業証書授与式に出席しました。
平成30年度第38回の授与式です。
今年卒業を迎えたのは、3年1組(1クラス37名)から6組の合計224名で、これまでの卒業生は9,519人になりました。
何んと言っても、式典のメインの一つは卒業証書の授与です。ステージで、校長より一人一人に卒業証書が手渡されます。
この時、柔らかな緊張感の中で生徒と校長の思いが伝わってきます。そして、それを見守っている保護者の姿が印象的でした。
「一同礼」で始まり、開式のことば・国歌並びに校歌斉唱・卒業証書授与・校長式辞・教育委員会告辞・来賓祝辞・来賓紹介並びに祝電披露・卒業記念品贈呈・在校生送辞・卒業生答辞・式歌合唱・閉式のことば、そして「一同礼」で終わる式典。
いかにも日本的で、形式を重んじる式典だと思われる方もおられるとは思いますが、大人へと向かう彼らを見守り、期待する気持を伝えていると思います。「義務教育」を終える節目に、卒業を祝い、将来の目標や夢に向かって頑張ってほしいと願い、応援していることを伝えているのではないでしょうか。
在校生送辞に続いた卒業生答辞の途中、卒業生全員が立ち上がり保護者・在校生と向き合い、『YELL』という歌を合唱しました。
『「“わたし”は今 どこに在るの」と踏みしめた足跡を 何度も見つめ返す 枯葉を抱き 秋めく窓辺に かじかんだ指先で 夢を描いた… 』
初めて聞く、長い歌でした。
答辞が終わり、式歌。卒業生、在校生そして教職員も一緒だったと思いますが『旅立ちの日に』が歌われました。
『白い光の中に 山並みは萌えて はるかな空の果てまでも 君は飛び立つ… 』
歌詞の「言葉」に、それぞれの心に触れる「これまでの思い」と「これからの思い」があるのだと思います。緊張と興奮が広がり、涙ぐむ生徒もおりました。
やはり歌の力は大きいと感じました。
「平成」最後の卒業生を送り出した 校長 豊田 正一氏も退職です。
長い間、お疲れ様でした。