ウクライナ情勢

連日、ウクライナへのロシア侵攻が伝えられています。

いつ戦闘が中止され、紛争解決への交渉が始まるのか。世界中が見守っています。
戦争当事国も、早くそうしたいと思っているものの、少しでも有利な状況を作り交渉に臨むつもりのようです。その間、兵士や市民に犠牲が出ることを承知の上で戦争を続けています。恐ろしいことです。

今日(2/28)の朝刊1面に「国際決済網からロシアを排除」。「ウクライナ大統領がロシア側との交渉に合意」とありました。

最大の経済制裁と言われる、国際銀行間通信協会からロシアの金融機関を排除し、ロシア経済に打撃を与えるものです。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領が「前提条件なしで」、ロシア代表団と直接協議に応じ、今日にも会談が行われる予定です。

ロシア側は即時降伏とゼレンスキー大統領の退陣を求め、ウクライナはロシア軍の即時撤退とウクライナの「中立化」について話し合うとみられます。

両国とも戦争が長引き、泥沼化することは望んではいないと思います。戦争が続けば、ウクライナではさらに国民の命が奪われ、国土の壊滅的破壊を招きます。ロシアでは世界の中での孤立化が深刻となり、プーチン体制も揺らぐことに繋がります。

この様な中、相手側の要求を簡単に受け入れることも出来ず、ぎりぎりの交渉を重ねることになります。
アメリカ・EU・中国が共同で仲介に入ることで、先ずは停戦を実現した上でその後、EU・ウクライナ・ロシア間の安全保障について話合いを続けてほしいと思います。

軍事進攻に、世界各地で抗議と戦争反対の声が起きています。
ロシア国内でも、戦争に反対する「静かな声」が広がっています。
市民の「静かな声」と「行動」に、小さな光を見ます。