3年ほど前から散歩を始めた。朝食の前、自宅からレイクタウンへ行き、「調節池」を2周して帰ってくる全行程2時間~2時間半の、『朝の散歩』です。少なくても、往復で10kmは歩きます。
「調節池」を1周した時点で、簡単な体操をして身体をほぐす。両腕回しから始め、手を上に組んで伸びをして深呼吸で終わる。その時の気分で、多少長くやるときもあれば、短い時もある。首のストレッチと両手を上に組み伸びをすると、気分がすっきりとします。
先週は朝のビラ配りと選挙応援のため休みましたが、今週から再開しました。良い季節なので、平日は夫婦連れや犬の散歩、マラソンの人も。私と同年代と思われる男性や女性は一人で歩いている方も多い。日曜・祝日は、若いサラリーマンやママ、小中学生が目立ちます。特に3月末から4月の初めは多く見かけましたが、1か月で大分少なくなりました。やはり、続けることは大変なようです。
私も無理はしません。「必ず行く」と決めると挫折するので、行ける時に行くことにしている。体調が良くない時は勿論、ビラ配りや沢山歩く予定の日は行きません。毎日歩いた歩数を記録していますが、ほぼ毎月30万歩を越えています。ビラ配りの月は40~50万歩になります。私の健康は歩くことで保たれていると思います。
1月頃は朝の7時近くまで薄暗く、とても寒かった。首からライトを下げ、手袋をして白い息を吐きながら歩いていた。道路にたまった水が凍っていたり、土のあるところは霜柱が立ち、月明かり下で虫たちが鳴いていました。最近は4時半ごろには明るくなります。1時間近く歩くと汗ばんできます。スギ花粉も少なくなりマスクもいらなくなりました。本当に爽やかな季節だと感じます。
ただ、気がかりなことがあります。以前、6時過ぎによく見かけたご夫婦に半年以上お会いしていないことです。同年代か少し年長の感じの方でした。
いつも、ご主人の後を奥さんがゆっくりと歩いていらした。
時々、奥さんが立ち止まる。ご主人が声をかけ、手を引いたり、励まして歩いておりました。
お名前もどこにお住まいかも分からない方でしたが、しばらくして、『おはようございます』と挨拶をするようになった。 そのうちご主人とすれ違う時に、天気のことや身体のことなどを短く話すようになった。
当初、奥様の『挨拶』はよく分からなかった。何か、違うことを言っていた。それでも、毎日お会いし繰り返しているうちに、なんとなくお互いの意思が通うように感じられた。遠くからお互いの姿を認めると、私に合図をされている様に思えた。
施設にでも入ったのか、散歩をする気力や体力がなくなったのかは分かりません。
夫婦とは不思議な関係だと思う。親や兄弟よりも長く、一緒に同じ時代を生き、時を過ごす。生まれも育ちも性格も違う。人格の異なる個人ですが、自分の一部のように思えたり、二人で一人と思うこともある。
それでも、お互いの喜び・悲しみ・苦しみを理解できないことも多い。