昨夜、滋賀県の大津から戻りました。
大津市唐崎にある全国市町村国際文化研修所で開かれた市町村議員研修、「社会保障・社会福祉コース」を受講してきました。
議員になった年に初めて参加し、今回で連続8回目の受講です。
5日間の長い研修ですが、かなり人気があり定員を超えるため、毎年抽選となっています。
同じ勉強会にいる近隣市の議員達も、今年は当たった、外れたなどと言っています。なぜか、私は外れたことがありません。
メニューは、『〇介護保険のこれからと市町村の役割、〇子育ち・子育て支援策の歴史と今後の方向性、〇超高齢化社会に向けた医療・福祉システムと自治体の役割、〇超高齢化社会における地域の看護師等の人材の役割、〇医療・介護ロボット及びサービスロボットの社会での活用、〇医療・介護供給体制の将来像と地域医療、〇社会保障の現状と展望、〇「地域包括ケア」に向けての動向と展望、〇生活保護の現状と課題、そして〇グループワーク。』と盛り沢山ですが、いずれも自治体の重要な取り組み課題です。
グループワークの演習テーマは、『高齢化が進展する中、医療・介護保険制度について、将来にわたって持続可能なものとするために市町村がこれからすべきこと』です。
人口規模が比較的近い市・町で班を作り、議員6~7名でのグループワークです。授業の終了後や始まる前に行うので、夜と朝に意見交換をし、まとめていきます。最終日に発表し、質問・講評を受けます。
議員の特性の一つだと思いますが、私を含め皆、「よくしゃべります。」まとめるのが大変です。
以前はよく、座長や発表者になりましたが、最近は出来るだけ議員経験の浅い方にやっていただくため、遠慮しています。
研修は、質の高い内容を体系的に最新の情報と共に安価に学べることが魅力です。講師陣も優れた方々です。4泊5日、授業・宿泊・3食付で16,250円、交通費を入れても5万円です。
『政務活動費』の決算報告には、研修費用も入れますが実際には出ません。会派の「議会報告」のチラシを発行するだけで、赤字になっていますので、セミナー等は全て自己負担となります。
全国から地方議員が集まりますので、各地の自治体の事業、実際の取り組みや、議会・議員の活動を知ることも出来ます。
数日間一緒に過ごすことで、それぞれの町の現状と課題、議会・議員の実態、議員としての悩み等、本音での話合いが出来る議員も時々います。全体的には真面目な議員が多く来ています。よい刺激を受けます。
今回も、先の国会で成立した安保法制について、「賛成」。クォータ制は、「反対」の議員がいました。そうした方と短い時間でしたが、政党や立ち位置の違いを越えて率直に議論が出来たのは嬉しいことでした。