大学入試センター試験が今日から2日間行われます。
このところ、北陸や日本海側を中心に『大雪』が続いていましたが、新潟県三条市では、JR信越線の普通電車が線路の積雪で12日の朝までの15時間にわたり、立ち往生。乗客約430人が閉じ込められたそうです。
テレビのニュースでは、車で迎えに来た家族が、今日からのセンター試験を受ける子どもや孫を心配する様子が映し出されていました。
昨年も、この時期最も強い寒波が押し寄せ、雪の影響で各地で混乱し、吉川でもセンター試験の初日、昼頃から強い風が吹き粉雪が舞いました。
私は昭和41年に國學院大学に入りましたが、その頃、「センター試験」はまだなかったと思います。付属高校からの受験でしたので、自席での試験でした。
國學院大学久我山高校へ入った時は、1年13組でした。 戦後のベビーブーム世代ですので、1クラス60名で1学年800人近くいました。まわりは他大学を目指す生徒が多く、よく勉強していたと思います。
高校の「合格発表」の日は雪でした。長靴を履いて見に行きました。
掲示された番号を見つけ、入学手続きの書類の入った分厚い封筒を持ち帰りました。
自宅で開けてみると、「補欠合格」とありました。 そして入学金や諸々の他に、「学園拡充費」として『3万円』を納めるように、と書かれていました。
兄は大学、姉は女子高に在学中。そして私も。親父は公務員(東京都)、大変だったと思います。
昭和45年、サラリーマンになりました。以来、ボーナスを頂くと母に5万円、父には「3万円」を送りました。
私は、今年70歳。ボーナスを頂いても、送る「相手」はもういません。
「寂しい」ことです。