爽やかな朝を迎えました。
昨日の激しい雨がウソのようです。
雪化粧した富士山が、丹沢連峰や奥多摩の山並みの先にくっきりと姿を現していました。
15号台風が来る前、ベランダに置いてある鉢植えの「みかんの木」にアゲハ蝶の幼虫が2匹いました。
「みかんの木」には申し訳ありませんが、羽化するまでそっとしておくことにしました。
2日ほどするとすべての葉が食べつくされ、木は丸坊主でした。10匹の幼虫を見つけました。
丸々としたのも2~3匹いました。小さな幼虫は、さなぎ→成虫→蝶にはなれないと思いましたが、見守るしかありません。
翌日の朝見ると、1匹もいません。
おそらく鳥に食べられたと思います。
以前、羽化する様子や、蝶になって木にとまったり飛ぶ姿を何度か見ています。
一度に突然消えてしまうことはありません。
自然は、やはり厳しいと感じます。
鳥はどこに柑橘類の木があり、いつ頃行くと幼虫やさなぎを食べることが出来るのか知っているようです。
今年はアゲハ蝶の羽化を見ることは出来ませんでしたが、鳥は命をつないだと思います。
丸坊主になった「みかんの木」にも、再び若葉が出てきました。
小さな葉はきらきらと朝陽に輝いていました。