「いよいよ」と言うか「やっと」と言うか、3月議会が23日(月)から始まります。会期は3月23日(月)~30日(月)の8日間です。
24日(火)は小学校の卒業式のため休会、28(土)・29(日)も休みのため実質5日間の日程です。
中原市長の任期が3月7日(土)から始まりましたが、就任して間もないので、3月議会で提案される平成27年度当初予算は、いわゆる「骨格予算」となります。
本来の予算は、その年度のすべての歳入・歳出で編成されますが、選挙の時期が3月議会の直前で、かつ首長が交代した関係で予算と連動した政策的な判断がまとまっていません。したがって、扶助費・人件費・公債費等の義務的経費や継続的事業を中心とした「骨格予算」となりました。新規事業や投資的経費、政策的経費等の肉付けされた予算は、6月議会あるいはその前に臨時議会があればそこで提案される予定です。
このため、中原新市長の「27年度市政方針」はありません。それに伴い「代表質問」もなく、「予算討論」もありません。 なぜか、「一般質問」も中止することとなりました。(*訂正:骨格予算のため予算討論はないものと考えていましたが、なぜか共産党がやりました)
議会運営委員会の話し合いの中で、『市政方針が示されない中で、代表質問は出来ない。骨格予算に対し、予算討論を行わないことは理解できる。しかし、市政に対する一般質問が出来ないのはおかしい。』と主張しました。
市政に対し、聞きたいこと、言いたいことは山ほどある。市民から託された継続的に取り組んでいる問題もある。議員としての大切な権利でもあり、やらなければならない仕事だと思う。
それに対し、『市政方針が述べられていない中では、市政に対する一般質問は行わないのが通例』、『市長は、就任間もないので答えきれない』等、よく分からない理由を事務局を中心にが並べたてる。
結局、「一般質問」も中止することを決定。私一人いくら叫んでもひっくり返らない。
役所の仕事は、議会で予算が承認されなければ執行できない。3月31日までに何としても、予算を通過させなければならないことは分かる。しかし議会の会期について、特段の決まりかあるわけではない。いくつかの問題はあるが、やろうと思えば4月にまたがってやることは出来る。
4月は統一地方選挙。県議会議員選挙と市町村議員選挙が実施される月である。(*1)
早くそちらに力を注ぎたいという政党所属の議員の立場も分かるが、まずは自分の所属する議会に全精力を注ぐことが大切だと思う。
先日ある方から聞いた話ですが、となりの大きな町の市役所に勤めている方の家庭で、いつもなら3月は帰宅が遅くなる夫が今年は妙に早く帰ってくる。不審に思った妻が尋ねると、『来月、4月は選挙(市議・県議会)だから』と答えたという。
やはり、議員にとって「選挙」は一番怖く、大切なものなのでしょうか?
(*1)今回は第18回目の統一地方選挙で、原則2015年3月~5月に任期満了を迎える首長と議員の選挙期間を揃えます。知事・道府県議選、政令市長・市議選は4月12日に、市区町村長・議員選挙は4月26日が投票日です。