「ワクチン接種」訓練

新型コロナウイルスワクチンの集団接種を前に、当市でも訓練が実施されます。
明日(3月14日)午前9時より市民交流センターおあしす多目的ホールで行われます。

実際の接種会場と同様に設営し、物品や人員を配置。市職員が被接種者に扮して来場、受付から接種し、接種後の経過観察までのながれを追い、円滑な実施が出来るよう課題等を検証します。

全市民を対象にした集団接種の実施は初めてのことですが、いよいよ高齢者へ接種が始りますので、準備に最善を尽くすための訓練です。

私たち議員にも案内があり、報道関係者とともに見学ができることになりました。
明日私も会場へ行き、実際に見てその様子を皆さまにお伝えしたいと思います。

3月14日(日)追記

午前9時10分前に会場へ入りました。案内には9時からとありましたが、すで始まっていました。

全体としては、被接種者となる市の職員(45人)と医師・看護師、受付や案内等、総勢70人ほどが参加していました。その他、ワクチン接種を担当する部署の職員、市長・副市長や医師会長等が見守る中、1時間ほどで訓練を終えました。終了後にはミーティングが実施されました。

集団接種会場での流れは、接種希望者はまず、①受付(本人確認・健康状態確認)⇒②体温測定と予診票の確認・記入(あらかじめ送付してある予診票の記載もれ等をチェック)⇒③予診(看護師が体調や持病を確認)⇒④問診(医師が予防接種をするのが妥当かどうかを判断)⇒ワクチン接種(看護師)⇒⑥接種済証の交付⇒⑦接種後の状態観察(15~30分)となっています。それそれの所で様子を見ましたが、参加者は真剣に役割を果たしていました。

市では、①受付から⑤ワクチン接種までの時間をおよそ15分程度、⑦接種後の状態観察を含めると一人30分~45分掛かると見ています。今日見た限りではそんな感じで進んでいたようです。

副反応が出た場合に備え、会場の隅に救護コーナーが設置され看護師が待機。アナフィラキシーショック症状の応急措置として、抗けいれん剤等の薬液、気管チューブ、酸素ボンベ、ベット等が配置されています。重傷者は救急搬送する予定です。

いつ・どこで接種するのかは本人が申し込みをします。希望する月・日・時間・会場を指定し、空きがあれば受付されます。時間は15分刻みのようです。

訓練に参加したのは比較的若い職員が多く、あらかじめ役割等も決められていたようで、全体的にはスムーズに流れたと思います。

実際の高齢者や要介護者への接種では、さらに時間もかかり予期せぬことも起こると考えられますが、今回の訓練が役立つことは間違いありません。また、実施する中でいろいろな改善が進むのだろうと思います。

高齢者へのワクチン接種が本格化するのは4月26日以降になる見通しです。前例なきワクチンの集団接種がいよいよ始まります。