先日、有明の東京ガーデンシアターへ行ってきました。
吉川駅から武蔵野線で東京行きに乗車。新木場でりんかい線に乗り換え、国際展示場駅で降りました。あたりの変貌ぶりに驚かされました。
国際展示場の一つ手前に東雲の駅がありました。
東雲と書いて「しののめ」。懐かしい地名です。
東雲には、小学校へ入る前から家族と一緒に行きました。釣りが好きでしたので、釣り好きの親父と二人で行くことが多かったと思います。確か、東京駅から都バスに乗り銀座や築地あたりを通って行ったような気がします。
海には材木がたくさん浮かぶ貯木場が広がり、砂浜もありました。陸側は何もない草原で、セスナ機の飛行場があり時々飛んでいました。
貯木場の岸壁で竿を下すと「ハゼ」が釣れました。時には大きな「ウナギ」が掛かることもありました。釣り上げると、青黒いウナギで針を外すのが大変でした。
砂浜の方は、50m程先の海に丸太だったか石の杭があり、そこに「牡蠣」がびっしりとついていました。美味しい「牡蠣」でした。
海に入りじっと立っていると、「ハゼ」が足の下にも潜り込んできます。ぎゅと抑えて、手で捕まえますが、あっという間に数十匹は確保できました。
潮が引いた後の砂浜には、「カレイ」や「ハゼ」が取り残されています。海側の砂を1カ所掘り下げると海水が海に流れ、取り残された手のひらより小さい
「カレイ」や「ハゼ」を面白いように捕まえることが出来ました。
昭和30年前後の、ゆりかもめやりんかい線、東西線もない時代でした。
日本の「高度成長」がまだ始まる前の貧しい時代でしたが、自然は豊かでした。
一日、海で遊び、セスナ機を見て食料も調達してくる我が家(私)のレジャーでした。