明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨日は雪化粧した富士山が見えました。
元旦の朝。青空の下、冷たく澄んだ空気中で静かにたたずむ姿に見とれてしまいます。
富士山はいつ見ても美しいと思います。
山は私たちの日々の暮らしの中の喜びや悲しみをじっと見続けています。木もまた同じです。
長い歴史をともに過ごしてきました。
私たちは日本中のどこにいても「山」を見ることが出来ます。どこにいても「巨樹巨木」に接することが出来ます。
繰り返される天変地異による災害や飢饉の中で、昨日まで一緒に過ごしていた大切な家族や仲間を失い途方に暮れる時、思わず山や木に祈られずにはいられない私たちだったと思います。
私たちは木や山を見上げ、木や山は私たちを見守っています。
人は地震・津波・火事等、危険に遭遇すれば逃げまどいます。
山や木は何が起きてもじっと動かず、ただ見守り、全てを受け入れます。
その「姿」に、私たちは祈らずにはいられなかったのではないでしょうか。