日本でもいよいよ新型コロナウイルス感染症「第6波」の感染が急拡大しています。
新たな変異ウイルス「オミクロン株」がその中心で、今日の新聞には「新規感染者数は22日、初めて5万人を超え5日連続で過去最多を更新」とありました。あっという間に昨年(第5波)を超えるスピードで感染拡大が進んでいます。
オミクロン株は、「感染力は強いが重症化リスクは低い」と言われていましたが、どうもそのようです。今のところ、感染者数に対する重症者の数は少なく、病床使用率も高くありません。
しかし無症状の方も相当数いるとの事ですので今後、爆発的感染拡大が進めば、医療体制が逼迫し深刻な状況に陥るかも知れません。
先日、尾身会長ら21名が連名で専門家提言を出しました。
「第6波」の対策について、これまでの「人流抑制」から「人数制限」へ移行を。「不要不急の外出や県をまたいでの移動制限」はオミクロン株の特性からみると、感染リスクが低くあまり意味がない。との提言です。(*その後、誤解を与える表現では、との批判を受け一部取り消しをしました。)
以前から思っていましたが、本当に効果のある対策を的確な表現で出してほしいと思います。例えば、私はゴルフはやりませんが埼玉県東南部東南部吉川市からゴルフへ行く場合、県内の美里や飯能方面より千葉県野田へ行く方がはるかにリスクは少ないと思います。県をまたいでの移動は慎むというのは、余りにもアバウトではないでしょうか。
私たちは、基準や規制の目的や意味を考え最も効果のある方法を考え行動すべきだと考えます。
「第5波」の時は8月末にピークを迎え、9月末頃から急激に減少し新年を迎えました。「第6波」のピークが何時になるのか分かりませんが、欧米都市ではピークから2.5週間後に3分の1に減少しています。
今回の「第6波」が長期間続くことは、私たちの生活と社会全体にとって好ましいことではありません。飲食店や旅館の方が取材に対し、「やっと少し良くなってきたのに、またじっと我慢するしかない」と言っていましたが、繰り返される措置に「もう限界・我慢できない」方々がそれ以上だと感じます。
ピークをいつ迎えるのかは、大きな問題だと思います。