1日に数回、メールのチェックをしています。寝る前にも確認しますが、翌朝にはまた沢山入っています。
ほとんどは余り必要のない情報ですが、今朝5時過ぎに送られてきたグーグルのメールには驚きました。しばらく前から来ていましたが、私の「ロケーション履歴」をじっくり見たのは初めてです。
メールのタイトルは、「shigeyuki さん、5月のハイライトをお届けします」で、5月中に私が移動した場所が日本地図に表示されています。国/地域1 都市15(新規7)スポット60(新規32)と書かれていました。
そして1か月間の移動距離と時間が徒歩・自転車・乗り物別に、さらに訪れた都市とスポットが紹介されています。初めて(*私が ロケーション履歴 のサービスを受けてから)行った都市、公園やお店までが写真付きで表示されています。
また、移動ルートも記録されます。自宅から吉川駅へは自転車を使い、どこで乗り換えて目的地へ行ったのかが分かります。
17日(火)の履歴には、国交省江戸川河川事務所(千葉県野田市)と県土事務所(埼玉県越谷市)へ行った際、越谷の「蔵カフェ」でお茶をしましたが、店の写真が紹介されていました。
便利と言えば便利ですが、怖い時代だと思います。
携帯電話のサービスの一つですが、使われ方によっては個人の行動が筒抜けになってしまいます。記録を分析すれば、行動パターンだけでなく趣味・嗜好、性格等も分かるはずです。そして会った相手まで特定されることになると思います。
すでに中国では、治安の維持や犯罪の予測・防止そして政府にとって好ましくない人の監視に使われていると言います。また、そのノウハウの入ったソフトを世界中の独裁国家へ売っているそうです。
監視カメラと携帯電話で、全てが管理された「監視社会」で暮らしたいとは思いません。
便利さと危険が隣り合わせの時代です。