長期修繕計画検討委員会

今日、住んでいるマンションの「長期修繕計画検討委員会」第1回会合へ出席してきました。

吉川に引っ越して32年。この間、2回の大規模修繕工事を行っています。2回とも大規模修繕委員会の委員として、工事内容・予算・実施時期・建設会社の選定等に係わってきました。
今回は第3回目の大規模修繕を実施するにあたり、長期修繕計画修正(案)と修繕積立金値上げ(案)について検討し管理組合へ答申するというものです。

大規模修繕工事は、建築年数が経つほど費用がかさみます。1回目は、修繕すべき箇所も少なく積立金にも余裕があるので、それ程苦労はありませんが2回目は大変でした。修繕積立金を3倍に値上げし、一部の工事は先延ばしを図りました。数年後、3回目の工事に入りますが現状では5億円の資金不足の見込みです。

長期修繕計画の見直しと修繕積立金値上げは、ともに難しい課題です。

年内に臨時集会を開催したいということで、10月末には審議を終え答申を出してほしいとの要請を受けています。まとまるかどうか分かりませんが、来週の日曜日から実質審議に入ります。

移り住んで暫くの間は、幼稚園や小・中学校へ通う子供たちが大勢いてにぎやかでした。
30年経つと、子どもたちは成人し生活の拠点は市外です。東京や神奈川等が多いように思います。

マンションに残っているのは高齢者が多く、定年退職を迎え、夫婦二人の世帯、また連れ合いを失くし一人暮らしとなった方もおります。
そして、多くの方が年金生活者となっています。

そんな中で、修繕積立金の値上げを求めなければなりません。当然、無駄なお金の使い方は出来ませんが、安全に係わることはやらなければなりません。

例えばエレベータ(EV)の改修工事では、EVが使えない期間の通院やデイサービス、買い物等で支援が必要とする方への対策も必要となります。改修時期が遅くなるほどそういった費用が掛かることになります。

高齢化はいろいろな所で影響をします。

日本中のマンションが抱える課題の一つです。