10月13日(木)埼玉県所沢市へ行政視察に行ってきました。
地方政治改革ネットの議員仲間と一緒です。
吉川市からは私と岩田議員が参加。越谷・久喜・白岡市や宮代町等からも。
所沢市は、まちづくりの柱に「環境 エネルギーの自立、マチごとエコタウン所沢」を掲げ、ゼロカーボンシティ宣言を行っています。
市内には、一般廃棄物最終処分場を利用した「メガソーラ北野」や松ヶ丘調整地に「フロートソーラ」があります。再生可能エネルギーの積極的導入を行う施設として、太陽光パネルを設置して発電を行っています。
また、西武鉄道と連携し遊休農地にブドウやブルーベリーを栽培し、その上に太陽光パネルを設置した発電も行っています。
午後、森林公園駅前にある所沢市役所議会事務局を訪ねました。
議会会議室で、環境クリーン部マチごとエコタウン推進課の課長より「環境 エネルギーの自立、マチごとエコタウン所沢」の政策、具体的取り組みについてレクチャーを受けました。
質疑応答では、脱炭素社会の実現と人を中心としたまちづくり、実現に向けた行政と企業・事業者、市民との関わり、太陽光発電の利用状況・施設運営・補助金、市街化地区で緑の保全・拡大等について話し合いました。
その後、「メガソーラ北野」と農地を活用したソーラ施設(西武G)を現地見学。「メガソーラ北野」は、廃棄物最終処分場33,000㎡のうち17,300㎡を使い、1.05メガワットの発電を平成26年3月1日から開始しています。一般家庭260世帯で使用する電気に相当し、温暖化防止効果は、杉の木換算で35,700本が1年間に吸収するCO2量だそうです。農地を活用したソーラ施設では、日本の「農業」が生き残るための一つの形ではないかと思うとともに、埼玉県との難しい「農地転用」折衝を重ねた職員の熱意に打たれました。
当日、昼過ぎまではくもり時々小雨でした。施設へ向かう頃に雨が強くなり、現地では濡れながら職員の熱心な説明を受け、質問を重ね、3時間にわたる視察研修を終えました。良い研修でした。
これまでいくつもの先進地の行政視察を行ってきました。いつも感じることは、他市に先駆けて大きな成果を上げている自治体は、トップと職員の熱意、本気度が違うということです。