渋谷スクランブル交差点

韓国ソウルの繁華街で昨夜、若者の転倒事故で149人が亡くなり150人が負傷しました。ハロウィンに繰り出した若者が、密集した坂道で折り重なるように倒れたという。

人が密集する状態というのは怖いものです。
学生の頃、過激派がゲバ棒を持って暴れた「新宿騒乱」が起きた新宿西口にいたことがあります。デモに参加する人がどんどん増えていく時、街の異様な空気感・緊張感に恐怖を覚えました。

ハロウィンというと、日本では渋谷のスクランブル交差点(駅前交差点)が思い浮かびます。仮想した若者たちの姿が、ニュースや天気予報の時にLIVE中継されます。

普段でも、「世界一混みあう交差点」として一日に26万人、一回の青信号で3,000人が渡るそうです。今年の大晦日、「カウントダウン」にはどのくらい集まるのでしょうか。
スクランブル交差点で身動きが出来なくなり、押しつぶされて圧死することはないと思います。しかし、渋谷は坂の街ですので、特に裏通りの坂道に人が密集すると事故に繋がるかも知れません。

JR 山手線渋谷駅は、渋谷川の上にあったと思います。谷の底です。道玄坂、宮益坂、国道246等どこへ行くにも坂を登ることになります。

私の学生時代には、スクランブル交差点はありませんでした。
西武百貨店がオープンし、パルコや劇場、オシャレなレストラン等が増えるにつれ若者が増えて行ったように思います。
それでもまだ、新宿や池袋に比べ渋谷は静かで落ち着いた街、大人の街という印象でした。

たまに騒ぐのは、忠犬ハチ公の銅像のあった池(小さなプール)に酔っぱらった仲間を落とす学生ぐらいでした。