2月の市長選に続いて行われた県議会議員選挙も4月9日に終わりました。
自分の選挙も大変ですが、選挙応援も大変なことです。告示の前までは候補者と一緒に友人・知人を訪ねて支援をお願いし、告示後の選挙運動期間中は必要なことは何でもやらなければなりません。事前に予定されることもあればその時の状況で動くことも。
市長選挙と県議会議員選挙。選挙運動期間中に候補者と選対本部がやるべきことや基本的な流れは同じです。どんな政策を市民(有権者)にどのように訴え、人柄や信条・思いをどう伝えるのか。相手候補との違いをどう見せ、支持を広げていくのか。考え方・進め方は候補者によって違います。
それらは事前に候補者と支援者で話し合い、双方が納得していなければ力となりません。また実際にやって、市民の反応から修正することもあります。
今回の選挙には、支援者の一人として係わってきましたが、2つの選挙戦の基本的考え方や進め方に大きな問題があったとは思えません。
しかし、事前運動の不足と支援者の十分な活用が出来なかった点は課題だと考えます。
事前運動はいつ頃から始めたらよいのかについては、候補者・相手候補の置かれている状況やその時の選挙情勢によって変わると思います。長過ぎず短すぎずということですが、人間の集中力はそれ程長くないということもあります。
選挙の応援をしてくれる方々の思いもさまざまです。一部の方は候補者の政策や信条に共感して応援をされると思いますが、ほとんどの方はそれ以外の理由だと思います。候補者の出身地や卒業した学校、勤務していた会社や勤務地等がご自身と関わりがある時、支持につながる事が多いと感じます。
相手候補を支持しないのは、日頃の言動、人柄から支持できない・したくないということではないでしょうか。分かりやすく言えば相手候補が嫌いだということです。また、自分にとっての損得で応援する方もいます。
さまざまな思いの支援者ひとり1人の力を100%以上発揮して頂くには、組織としてマネジメントする能力が必要ですので、候補者と同じくらい(それ以上)の能力と魅力を持つ方を選挙活動責任者に選任しなければならないと思います。
そういう方は少なく、やって頂ける方はさらに稀有です。