避難指示

6月2日(金)午後11時、須加自治会、榎戸自治会232世帯552人に対し避難指示が出され、3日(土)午前1時20分には、中川沿いの川野・川富・関・上河岸・下河岸・下町・本吉川5区・木売・高富・高久1区・高久2区・中曽根・道庭の13自治会6,839世帯14,646人に対し避難指示が発令されました。

大型の台風2号や梅雨前線の影響で一昨日夜から昨日の朝まで降り続いた雨で、中川と新方川が「危険水位」に到達したため避難指示(レベル4:危険な場所から全員避難)が出されたものです。

警戒レベル4相当は避難指示発令の目安です。中川の吉川水位観測所で「氾濫危険水位」に到達し、中川では堤防決壊のおそれがあることからの対応です。堤防が決壊すれば、草加市・越谷市・八潮市・三郷市・吉川市・松伏町・足立区・葛飾区では浸水のおそれがあります。

避難先は当初、関小学校・吉川小学校・中曽根小学校・児童館の4カ所でした。その後、中曾根小学校の避難所が混雑していることから吉川中学校が加わりました。
避難状況はおよそ、関46人・吉川32人・中曽根134人、児童館7人・吉川中11人・増林地区センター25人でした。*増林地区センターは越谷市ですが、須加・榎戸地区住民の安全を優先した措置。

中川が「氾濫危険水位」に到達したのは前回(5年前?)に続き2回目です。線状降水帯の発生で東海・関東甲信越で大雨となりましたが、幸いにも今回も再び「氾濫」一歩手前で大災害は免れました。

線状降水帯がもう少し長く停滞したり、ゲリラ豪雨が上流域で発生していたらと考えると、内水対策はやはり「溜める」と「流す」の両面で進めるべきだと思います。

いつものように11階のベランダから武蔵野線手前に広がる「水田」がキラキラと輝く姿を見て、改めてそう実感します。