今月2日(金)~3日(土)、台風2号に伴う記録的な大雨は埼玉県にも被害を及ぼしました。
東南部の越谷市、草加市、松伏町では住宅浸水や畑が冠水し大きな被害となり、災害救助法の適用が決まりました。特に、越谷市では市の4分の1が浸水し住宅や商店の復旧めどが立っていないようです。松伏町では田畑500ヘクタールが浸水。中川沿いのトウモロコシ畑の15,000本が冠水しダメになったと伝えられています。
6月6日(火)、本会議開会に先立ち市民生活部長より吉川市内の被害状況等の報告がありました。概況は、
【人的被害】 ナシ 【家屋被害】床上浸水 6戸 保(吉川駅北)、床下浸水 合計66戸 須加・榎戸 5戸、栄町3区 13戸 保(吉川駅北)48戸
【農業被害】 ナシ
*現在継続調査中。須加・榎戸地区のネギ畑が冠水したとの情報も。
【避難情報の発令・避難者の状況】
●高齢者避難6月2日/20:15分 避難指示6月3日/01:20分
解除 6月3日/11:30分
【河川水位の状況】
●中川 氾濫危険水位:基準水位4.1m 到達時間3日/01:00 最高水位:4.31m 3日 05:50
●新方川(増林)氾濫危険水位 基準水位:4.02m 到達時間2日/22:10 最高水位:4.54m 3日/02:50
*氾濫危険水位を下回ったと確認できた時刻は、中川が3日/11:00、新方川は3日/15/50
【雨量】
●総雨量305ミリメートル ●最大時間雨量53mm/h(6/3 0時~01時)●降りはじめ6月2日/01:30 降り終わり6月3日/09:40分でした。
吉川ではそれ程の被害は見られませんでしたが、隣の越谷・草加市、松伏町は大きな被害を受けました。線状降水帯の場所や時間によっては、吉川でも同様の被害があったかもしれません。
東日本大震災の1年後、東北へ行きました。岩手県の釜石だったと思いますが、ホテル・旅館はどこもいっぱいでやっとも見つけた宿は食事も風呂も無い所でした。銭湯の帰りに入ったお店で夕食をとりました。「海の近く家はみんな津波で無くなり、家族を失った人もたくさんいます。」「川ひとつ挟んでこちらの地区はほとんど被害を受けませんでした。同じ町で暮らし、毎日が辛かった。」と話をされたお店の方を思いだしました。