吉川橋架け替え工事

行政視察へ行った帰り道(10月27日)、バスが「吉川橋」ではなく「吉越橋」を渡りました。

なぜわざわざ遠回りをするのか気になり運転手さんに聞くと、「吉川橋」は13tを超える車両は通行できないという。

現在は「仮橋」なので、規制が掛かっているのかと思ったが、そういえば以前架かっていた「吉川橋」の時も13tを超える車両は通行できなかった。

昭和8年に架けられた「吉川橋」は80年以上も経ち相当老朽化が進んでいた。橋の上はゆれるし、道幅も狭く渡り切ったところのカーブも確かきつかった。

平成25年から架け替え工事が始まり、26年度から「旧吉川橋」の撤去と新しい橋の橋脚工事が始まった。当初、計画されていなかった「仮橋」が出来ることが決まり、平成26年11月から通行が出来ることになった。「仮橋」がなかったら、大変な状況になっていたと思います。

越谷県土整備事務所の話では、いよいよ11月からP3橋脚の工事に入るといっていました。P3橋脚は、川(中川)の中に設置する橋脚です。実際の工事は29年3月28日から始まり29年度末(30年春)に終わる計画です。

川の中での工事の為、水量の少ない時期に行う工事で6月以降は出来ないそうです。また、川の中の工事は何があるか分からないので、やってみないと何とも言えないようです。29年度末完成は微妙かも知れません。担当者の過去の経験からすると、30年5月頃までかかる可能性もあるようです。

吉川側では現在、地盤改良工事を進めています。県土整備事務所では、来年度も引き続き地盤改良工事を行って行く予定で、「橋台」の設置と「地盤改良」を進めるための予算要望を行っているそうです。

県の財政状況や国の補助金との関係もありますが、優先度の高い事業ですので、何とか通るのではないかと思います。

吉川側の地盤改良工事は、現在南側(和菓子屋さんのまるしん)が年内に終わる予定です。その後は道路を南側に移し、北側(福寿家さん)の地盤改良工事に入ります。

明治8年に徳江忠次郎氏が作った徳江橋。昭和8年に鉄筋コンクリート製の吉川橋が完成。そして架け替え工事の為、平成25年に仮橋を設置。

新しい吉川橋は両側に歩道が設けられ、幅25m4車線道路となります。仮橋を入れれば、4代目の橋となります。

「吉川橋」の完成目標は、平成31年度末(32年3月)。

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