秋の収穫祭

恒例の、「秋の収穫祭」が終わり3時頃に自宅へ戻りました。

市民農園などで野菜づくりをしている、「楽農(らくのう)クラブ」会員による収穫祭です。収穫した作物で「芋煮」を作り、皆で食べる「芋煮会」のようなものです。

朝9時過ぎから準備に入りました。調理は男性が担当します。「芋煮」の指導は山形出身の同年代の方ですが、味付けの最終確認は同じ山形出身の奥様にお願いをしています。

里いもの皮をむき、ネギとゴボウを切り、こんにゃくをちぎります。シメジの石突きを落とし、ほぐします。肉は牛です。味は醤油味で、みりんと砂糖もつかいます。年々、手際がよくなり一人一人が無駄な動きをせず、出来るようになりました。

大きな鍋で、2つ作りました。里いもとネギは会員の一人が作ったものです。里いも・ネギとも立派でした。ネギは新鮮で見るからに美味しそうで、包丁で切っていると、強い刺激と香りで涙が出てきました。大きなバットに二つ、山盛りにしました。

また、それぞれの「家庭の味」を「一品」持ち寄り、皆で味わいます。

主に菜園でとれた野菜やイモ類を使った煮物、炒めもの、おしたし等色々です。お赤飯、いなり寿司、そしてデザートも。 春菊と菊の花の和えもの等、我が家の食卓に上がらない料理もあり、いろいろな料理や味があると感心しながら食べ比べます。

奥さんの手料理が中心ですが、「うちの主人が作った」という一品もあります。時々、料理をされている方もいるようです。単身赴任の時に覚えたという方もおります。

マンションの住人であれば、会員になれます。現在、家庭菜園を『やっている・以前やっていた・これからやろうと思っている』方であればOKです。私は、以前やっていた・これからまたやろうと思っている人としての参加です。

今年は30数名の参加でした。半数以上が夫婦同伴ですが皆、別々の席に座っていました。

美味しい料理を肴に野菜づくり、今年の気候、料理、初めて仕事に就いた時のこと等、次々に話は広がって行きます。そして、今年亡くなった方のことも。表情からは、「この一時をともに過ごせることの喜び」が伺えます。

人にとって「何を」食べるのかは大切なことですが、「どのように」食べるかも大切なことだと思います。