16日(金)、6月定例会(議会)が閉会しました。
「一般質問」のテーマは、「これまでのコロナウイルス感染症への対応及びポストコロナへ向けて」です。
通告書には、(1)コロナ感染症対策(2)経済対策(3)市内介護事業所運営の現状(4)学校・保育所・公共施設等(5)パンデミック「第9波」への対策、に分けて質問の要旨を書いて提出しました。
担当部署の責任者へは、「今回の質問を通して誰に何を伝えたいのか」を事前に話をし、また質問に対してはポイントを簡潔にまとめ答弁して頂くようお願いしました。
一般質問に限らず通告した内容について、部・課長が質問の趣旨等を議員に聞きに来て意見交換することが以前はありました。最近はほとんどありません。やり過ぎると議会が「学芸会」のようになりますが、こちらの趣旨を理解せずに答弁をされると質問と答弁がかみ合わず、再質問に繋がらないことになります。
コロナ対策の数年間。議員は半数づつ議場と傍聴席に分かれ、部長も必要最小限の出席での定例会でした。「一般質問」も、最初から終わるまで「質問席」で行ってきましたが3年ぶりに演壇での質問内容読み上げとなり、三役・部長も全員ひな壇に並びました。
15日の一般質問では、はじめに
【3年余に及ぶ「新型コロナウイルス感染症」の世界的流行により私たちの生活や経済活動が多くの制約を受け、不自由な暮らしを送ることになりました。この様なことは、戦後初めてで多くの方々にとって初めての体験だと思います。5月8日、コロナが「2類相当」から「5類」へ移行しました。これを機に、これまでの感染症対策、経済対策そして日常生活について振り返り、この3年余の間に何が行われ、何が変わったのか。また、実施してきた政策や事業の必要性・有効性について、改めて確認することが大切だと考えたからです。コロナは未だ終息しておりませんが、中間的な「まとめ」を行い新たな事態に備えるためにやるべき課題だと考えました。】と、質問の背景・意図について思いを述べ質問に入りました。
人間は「忘れやすい動物」です。本当に「大変」なことや「つらい」ことも、時間とともに記憶から薄れてゆきます。全てを覚えていたら、前に進んで生きることは出来ないと思います。最低・最悪のことは思い出したくないだけでなく、忘れる力が働くのかも知れません。
忘れる前にこの体験をまとめ、次に生かせるようにするための6月定例会「一般質問」でした。