「冬至(とうじ)」

今年の「冬至(とうじ)」は12月22日。
1年で最も昼が短い日が「冬至」です。昼が短いというのは、日照時間が短いということです。

東京では、日の出から日の入りまでの時間は9時間45分だそうです。昼が最も長い「夏至(げし)」との差は4時間40分もあります。

「冬至」といえば「ゆず湯」。
子どもの頃は近所の銭湯で「ゆず湯」に浸かりました。

家を建て替え、内湯になってからも「冬至」の日には必ず「ゆず湯」でした。結婚後も「ゆず湯」は続いています。

「ゆずの木」は寿命が長く虫に強いことから、「ゆずの木」のように長生きし病気にならない。そんな願いから始まったようですが、何と言っても魅力はあの「香り」です。心が落ち着きます。

我が家では、「冬至」の日に限らず「ゆず湯」に入ります。「ゆず」をそのまま浴槽に浮かべるのではなく、布袋に2~3個入れて湯舟に入れます。

そのままでは「香り」が弱く薬効が無いように思えるので、袋の中で「ぶよぶよ」にして入っていると体に「ゆず」の成分が入ってくるように感じます。

家族の中で「ぶよぶよ」にするのは、どうも私一人だけのようです。

毛呂山町「ゆず祭り」

埼玉県入間郡毛町呂山の滝ノ入「ゆず祭り」に行ってきました。
毎年、12月第2土・日に開催されます。

東武東上線の坂戸駅で「生越線」に乗り換え、東毛呂駅から30分程歩いた桂木観音の麓です。
以前は滝野入村でしたが、現在は毛呂山町の滝ノ入地区です。昨年は時間がなく、東毛呂駅から数分のJA入間の店で買って帰りましたが、今年は黄金色に輝くゆずを見たいと思い滝ノ入まで行きました。

数年前、「ゆず収穫ボランティア募集」の新聞記事を目にし、初めて毛町呂山町滝ノ入が「日本最古のゆずの里」だと知りました。
正しくは、「そう伝えられている」ということのようですが、ゆずを農産物として出荷した最古の地区だということは間違いのないようです。

新聞記事掲載から1日後、町役場へ「ボランティア」の申し込みをしました。「あっと言う間に申し込みが殺到し予定人数を超えました」と言われ、ゆずの収穫体験は出来ませんでした。

「ボランティア募集」は、生産農家を支援することが目的でした。担い手の高齢化が進み、収穫できずに放置されているゆず畑の状況を変えたいということです。
その後、「ゆず収穫ボランティア募集」はなかったと思います。どう解決したのかは分かりません。

以前から「ゆず果汁」は私の好物の一つで、四国や九州の産地から購入しています。毎日、生野菜には必ず「ゆず果汁」をかけて食べています。「ゆず果汁」の無い朝は考えられません。

市販のドレッシングはいろいろがありますが、ポン酢に「ゆず果汁」を加えたものに勝るものは無いと信じています。



「10大ニュース」

昨日の朝刊特別面に、「あなたが選ぶ10大ニュース」が掲載されていました。
そういえば、12月。「もう、そんな季節になってしまった」と思いながら読むと、PC・スマホからの投票方法や応募の手引きがあり、見開きの紙面には、今年1月~11月までの出来事が日本56・世界52項目書かれています。

政治・経済・スポーツ・災害・事件・死亡された方等です。
日本では、1月の箱根駅伝から11月のサッカーワールドカップカタール大会で日本が決勝トーナメントへ進出したこと。海外では1月3日に核保有国5か国が発表した「核戦争の防止と核軍拡競争の回避が最も重要な責任」とする共同声明から江沢民元中国共産党総書記(元国家元首)死去のニュースです。

108の項目に目を通すと、「そんなこともあった」と鮮明に思い起こされる出来事と「随分と前のことのように」感じられることがあります。

いずれにしても、あっと言う間のような1年です。

「10大ニュース」に何が選ばれるのか分かりませんが、私のトップニュースは、ロシアによるウクライナ侵略、ロシア・ウクライナ戦争。
今はただ、12月の項目に「ロシア、ウクライナから完全撤退」「停戦に合意」「戦争終結」等のニュースが掲載されることを待ち望むばかりです。

「答申書」

居住しているマンションの「大規模修繕検討委員会」で行ってきた長期修繕計画の見直し及び修繕積立金改定に対する「答申書」の修正に追われております。今月中に、「答申書」と「長期修繕計画表」を理事長へ提出することになっています。

管理組合理事長の依頼で検討委員会のメンバーになり、委員長として7月末より12回にわたり検討を進め、本日最終確認を終えたところです。

次回は第3回目の「大規模修繕」を迎えますが、当初5億円の資金不足が見込まれる中での検討を進めてきました。
丁寧な(しつこい)見直しで、何とか第3回・第4回まで実施することの出来る30年間の計画を作成することが出来ました。

建設会社の関係者からは、適切な維持管理で100年はもつ建物だと言われています。
あと何年ここで暮らせるのか分かりませんが、次の世代も安心して住める住環境を残したいと思っています。



12月定例会

明日から12月定例会の準備が始まります。
21日(月)は定例会に上程される議案について、副市長からその内容と考え方の説明を受けます。議長と私そして事務局長が参加。気にかかる点は確認し、意見交換をします。

22日(火)は議案発送日。議案書が配布されます。
これを受けて、「議案」についての質問を組み立てていくことになりますが、25日(金)には、議員を対象に議案説明会(勉強会)が開かれますので、それを受けて具体的な質問内容をまとめることになります。

「一般質問」は議案も含め市政全般について、市の考え方を質す場です。
「議案」については担当部長が答弁しますが、市としての基本考え方や方向性、市長自身についての質問は「一般質問」の中で直接市長に聞くことになります。

ここ数年、「一般質問」に対する答弁を担当部長が行うことが多くなっています。
市長自身の考え方を聞いているのに、ほとんど部長が代わって答えることが「日常化」しています。

市長は『自分が答えたい、説明したい』時だけ答弁に立ちます。
おかしなことです。

市長の姿勢は問題だと思います。
しかし、それを許している議会の「対応・姿勢そのもの」がさらに大きな問題です。
解決には議会一丸となった取り組みが必要ですが、難しい「課題」です。



臨時会の開催

11月14日(月)午前10時より吉川市議会臨時会(第5回)が開かれます。

提出される議案は一般会計補正予算。内容は、●電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金●よしかわ家計支援給付金についての審議を行います。

緊急支援給付金は「国」の制度分で、電力・ガス・食料品等価格高騰により家計への影響が大きい住民税非課税世帯に対し、1世帯5万円を給付する事業。
家計支援給付金は、吉川市独自の事業で住民税均等割課税のみの世帯へ、1世帯5万円を支給する臨時・特別一時金です。

緊急支援給付の対象となる市内の住民税非課税世帯は、5,400世帯。家計急変世帯は100世帯を見込んでいます。補正予算は、事務費、事業費合計2億9517万円。家計支援給付金の対象となる世帯は1,200世帯を見込み、予算は6千59万円です。

住民税非課税世帯・住民税均等割課税のみの世帯へは、市から個別通知及び案内が11月下旬に発送される予定です。

議会としては、対象世帯へ早く届けることが必要かつ有効と考え、臨時会の開催に同意しました。
14日(月)の議決で「年内給付」が出来ることになりますので、年越しに少しは役立つと思います。

「答申案」作成

お早うございます。
更新が遅れ申し訳ありません。

今朝は5時45分からビラ配りを始めました。
東の地平線に近い空は、日の出前の太陽が雲に反射してオレンジ色の朝焼け。北東の空は茜(あかね)色に染まっていました。
いい朝を迎え、今日も元気に活動しようという気持ちです。

9月定例会は終わりましたが、のんびりする時間はありません。
抱えている課題の一つが「答申案」の作成です。

住んでいるマンションの管理組合理事長から、長期修繕計画検討委員会の委員長を頼まれました。
マンションが出来て32年経過し、7年後には第3回目の大規模修繕を迎えます。現状では約5億円の資金不足が見込まれるため、長期修繕計画工事の見直しと修繕積立金の値上げについて検討し、「答申案」を作成しなければなりません。

7月末に検討委員会を立ち上げ、話し合いを続けています。
第3回大規模修繕工事と、この先6年間の工事内容見直しを中心に30年先まで検討すると同時に、30年間の収支計画見直しを行っています。

委員会には、建築や機械関係の仕事に携わっていた方もおりますが、全てに精通している訳ではないので、専門家の知恵も借りて議論を進めています。
管理会社の長期修繕計画担当や大規模修繕工事を行う施行会社のスタッフに来て頂き、直接話を聞き、素朴な質問を重ねています。

昨日の委員会では、「答申案」の方向性について話し合いました。
3回目の大規模修繕工事見直しと経費の圧縮はほぼ固まりました。しかしその後の収支計画についての課題解決が残っています。これが確認出来れば、何とか11月中にまとめられると思います。

修繕工事は、一つ一つ丁寧に工事の内容、時期等を見直すことで経費の圧縮につなげることが可能です。難しいのは長期収支計画での修繕積立金です。特に、改定(値上げ)は大きな問題です。

マンションも30年経過すると高齢化が進み、多くの方が年金生活者になっています。「出来るだけ値上げはしてほしくない」というのは、居住者の当然の思いです。
一方、経済合理性だけで管理・修繕を進めれば「スラム化」する恐れがあります。「スラム化」による人の移動は、これまでの地域のつながりや人間関係に影響を与え「終の棲家」で無くなることを意味します。

建設会社の関係者からは、「大事に維持管理すれば、100年は住むことが出来る」と聞いています。
皆で知恵を出し、多くの方に納得して頂ける「答申案」としたい。


渋谷スクランブル交差点

韓国ソウルの繁華街で昨夜、若者の転倒事故で149人が亡くなり150人が負傷しました。ハロウィンに繰り出した若者が、密集した坂道で折り重なるように倒れたという。

人が密集する状態というのは怖いものです。
学生の頃、過激派がゲバ棒を持って暴れた「新宿騒乱」が起きた新宿西口にいたことがあります。デモに参加する人がどんどん増えていく時、街の異様な空気感・緊張感に恐怖を覚えました。

ハロウィンというと、日本では渋谷のスクランブル交差点(駅前交差点)が思い浮かびます。仮想した若者たちの姿が、ニュースや天気予報の時にLIVE中継されます。

普段でも、「世界一混みあう交差点」として一日に26万人、一回の青信号で3,000人が渡るそうです。今年の大晦日、「カウントダウン」にはどのくらい集まるのでしょうか。
スクランブル交差点で身動きが出来なくなり、押しつぶされて圧死することはないと思います。しかし、渋谷は坂の街ですので、特に裏通りの坂道に人が密集すると事故に繋がるかも知れません。

JR 山手線渋谷駅は、渋谷川の上にあったと思います。谷の底です。道玄坂、宮益坂、国道246等どこへ行くにも坂を登ることになります。

私の学生時代には、スクランブル交差点はありませんでした。
西武百貨店がオープンし、パルコや劇場、オシャレなレストラン等が増えるにつれ若者が増えて行ったように思います。
それでもまだ、新宿や池袋に比べ渋谷は静かで落ち着いた街、大人の街という印象でした。

たまに騒ぐのは、忠犬ハチ公の銅像のあった池(小さなプール)に酔っぱらった仲間を落とす学生ぐらいでした。

「覆面介入」

ニューヨーク外国為替市場で円が一時151円90銭まで下落したことを受け、21日深夜から22日未明にかけて日本銀行による円買い・ドル売りが実施されました。為替介入の事実を明かさない「覆面介入」だったそうです。

日銀の黒田総裁はこれまで、「円安」は日本経済に「総じてプラス」との立場でしたが、10月19日の国会では、「最近の円安の進行は、急速かつ一方的で日本経済にマイナスで望ましくない」と述べています。しかし、アメリカとの金利差を縮めるため金利を上げるとは言っていません。

「円安」の要因の一つが日米の金利差ですが、もう一つは日本経済の成長力に対する疑問にあるようです。
ウクライナとロシアの戦争でエネルギーや食糧問題が表面化する中、資源が乏しく食料自給率も低い日本の成長は今後難しいのではと、世界のマーケットが見ていることです。

この二つの要因を取り除けば、円高へ向かうことになるのでしょうが、実際にやるとなると相当難しいことだと思います。

金利差については、日米の向いている方向が正反対です。
アメリカでは国内の記録的なインフレ(物価上昇)をおさえるため、FRBが繰り返し利上げを行っており、大統領も「ドル高」を容認しています。

激しい物価上昇が続く中で生活を維持するため、より高い賃金を求め毎月数百万人が離職・移動していることから、人手不足と賃金上昇が止まらず、「物価と賃金の悪循環」に陥っている状況から抜け出せないことです。

日本の成長については、バブル崩壊後「失われた30年」と言われる低成長から抜け出せず、相対的に国力が弱くなりました。「アベノミクス」の失敗は、それを加速したと思います。

ウクライナ危機で日本の基礎的条件の脆弱さが再認識された結果、日本経済の成長力に対する疑問に繋がっているのではないでしようか。
エネルギー・食料そして新たな技術や産業への転換は簡単にできることではありません。一つ一つ積み上げて行くしかありません。

政府がまずやるべきことは、「円買い・ドル売り」をアメリカを始めG7の国々に協調介入をするよう依頼することです。為替介入は世界全体でやらなければ効果はありません。また、アメリカに「物価と賃金の悪循環」を断ち切る政策を進めるよう求めることだと考えます。

*日本への理解と協力を得ることは簡単ではありませんが、政府の仕事です。口先介入や時々の円買い・ドル売りは一時的で、全体の流れを変えることは出来ません。かといって、手持ちの外貨準備を全て使っても同じです。そのことは、ヨーロッパ諸国で実証済みです。

*為替介入の成功例は今回とは逆ですが、東日本大震災発生直後にG7中央銀行が協力してドル買い・円売りの協調介入をしました。目的は急激な円高による日本経済・金融への影響を最小限にするためです。
急激な円高になった理由は、投機筋が日本の生保・損保、企業等が保有する海外資産を売却して円に替え、保険金の支払いや震災の損失を埋めるのではないかと予測して円買いを仕掛けた。また日本政府が復興のためドルを売ることも想定したと言われています。







所沢市

10月13日(木)埼玉県所沢市へ行政視察に行ってきました。
地方政治改革ネットの議員仲間と一緒です。
吉川市からは私と岩田議員が参加。越谷・久喜・白岡市や宮代町等からも。

所沢市は、まちづくりの柱に「環境 エネルギーの自立、マチごとエコタウン所沢」を掲げ、ゼロカーボンシティ宣言を行っています。

市内には、一般廃棄物最終処分場を利用した「メガソーラ北野」や松ヶ丘調整地に「フロートソーラ」があります。再生可能エネルギーの積極的導入を行う施設として、太陽光パネルを設置して発電を行っています。
また、西武鉄道と連携し遊休農地にブドウやブルーベリーを栽培し、その上に太陽光パネルを設置した発電も行っています。

午後、森林公園駅前にある所沢市役所議会事務局を訪ねました。
議会会議室で、環境クリーン部マチごとエコタウン推進課の課長より「環境 エネルギーの自立、マチごとエコタウン所沢」の政策、具体的取り組みについてレクチャーを受けました。

質疑応答では、脱炭素社会の実現と人を中心としたまちづくり、実現に向けた行政と企業・事業者、市民との関わり、太陽光発電の利用状況・施設運営・補助金、市街化地区で緑の保全・拡大等について話し合いました。

その後、「メガソーラ北野」と農地を活用したソーラ施設(西武G)を現地見学。「メガソーラ北野」は、廃棄物最終処分場33,000㎡のうち17,300㎡を使い、1.05メガワットの発電を平成26年3月1日から開始しています。一般家庭260世帯で使用する電気に相当し、温暖化防止効果は、杉の木換算で35,700本が1年間に吸収するCO2量だそうです。農地を活用したソーラ施設では、日本の「農業」が生き残るための一つの形ではないかと思うとともに、埼玉県との難しい「農地転用」折衝を重ねた職員の熱意に打たれました。

当日、昼過ぎまではくもり時々小雨でした。施設へ向かう頃に雨が強くなり、現地では濡れながら職員の熱心な説明を受け、質問を重ね、3時間にわたる視察研修を終えました。良い研修でした。

これまでいくつもの先進地の行政視察を行ってきました。いつも感じることは、他市に先駆けて大きな成果を上げている自治体は、トップと職員の熱意、本気度が違うということです。