議会も終わって…

3月議会(定例会)も終わりホッとしたのか、今朝は6時まで寝ていました。

議会中はいろいろとやることがあり多少、緊張していますので4時~5時には起床します。
毎回、面倒なことや困りごともありますが、ストレスの度合いはそれ程大きくありません。サラリーマン時代と違い、胃潰瘍や突発性難聴になったり血の小便が出ることはありません。

生きている限り、いくつになってもどんな状況でもストレスは必要だと思っています。また、当然あることだと考えます。*大きすぎるストレスは困ります。自分では、「こんなことには負けない」と気持ちは勝っていると思っていても、身体の方が先に負けてしまいます。

人は日々の生活の中で、いろいろなことを見聞きし考え行動します。生きていくことは、新たな発見と新たな思い、そして新たな体験をすることです。何もない日常を繰り返しているように感じていても、人は日々変わっていくと思います。

3月21日(日)午前6時、居間の室温は21℃・湿度52%でした。随分と暖かくなってきました。

今日は、大雨・雷・竜巻・突風か吹く大荒れの天気になるとの予報でした。
まだ小雨で風も吹いていませんが、これからだんだんと激しくなるようです。
昨夜の地震で、揺れの大きかった宮城県をはじめ東北地方の土砂災害等が心配されます。

季節は、「三寒四温」を過ぎて「花冷え」を迎えています。

「ワクチン接種」訓練

新型コロナウイルスワクチンの集団接種を前に、当市でも訓練が実施されます。
明日(3月14日)午前9時より市民交流センターおあしす多目的ホールで行われます。

実際の接種会場と同様に設営し、物品や人員を配置。市職員が被接種者に扮して来場、受付から接種し、接種後の経過観察までのながれを追い、円滑な実施が出来るよう課題等を検証します。

全市民を対象にした集団接種の実施は初めてのことですが、いよいよ高齢者へ接種が始りますので、準備に最善を尽くすための訓練です。

私たち議員にも案内があり、報道関係者とともに見学ができることになりました。
明日私も会場へ行き、実際に見てその様子を皆さまにお伝えしたいと思います。

3月14日(日)追記

午前9時10分前に会場へ入りました。案内には9時からとありましたが、すで始まっていました。

全体としては、被接種者となる市の職員(45人)と医師・看護師、受付や案内等、総勢70人ほどが参加していました。その他、ワクチン接種を担当する部署の職員、市長・副市長や医師会長等が見守る中、1時間ほどで訓練を終えました。終了後にはミーティングが実施されました。

集団接種会場での流れは、接種希望者はまず、①受付(本人確認・健康状態確認)⇒②体温測定と予診票の確認・記入(あらかじめ送付してある予診票の記載もれ等をチェック)⇒③予診(看護師が体調や持病を確認)⇒④問診(医師が予防接種をするのが妥当かどうかを判断)⇒ワクチン接種(看護師)⇒⑥接種済証の交付⇒⑦接種後の状態観察(15~30分)となっています。それそれの所で様子を見ましたが、参加者は真剣に役割を果たしていました。

市では、①受付から⑤ワクチン接種までの時間をおよそ15分程度、⑦接種後の状態観察を含めると一人30分~45分掛かると見ています。今日見た限りではそんな感じで進んでいたようです。

副反応が出た場合に備え、会場の隅に救護コーナーが設置され看護師が待機。アナフィラキシーショック症状の応急措置として、抗けいれん剤等の薬液、気管チューブ、酸素ボンベ、ベット等が配置されています。重傷者は救急搬送する予定です。

いつ・どこで接種するのかは本人が申し込みをします。希望する月・日・時間・会場を指定し、空きがあれば受付されます。時間は15分刻みのようです。

訓練に参加したのは比較的若い職員が多く、あらかじめ役割等も決められていたようで、全体的にはスムーズに流れたと思います。

実際の高齢者や要介護者への接種では、さらに時間もかかり予期せぬことも起こると考えられますが、今回の訓練が役立つことは間違いありません。また、実施する中でいろいろな改善が進むのだろうと思います。

高齢者へのワクチン接種が本格化するのは4月26日以降になる見通しです。前例なきワクチンの集団接種がいよいよ始まります。

緊急事態宣言の再延長

首都圏に出されている緊急事態宣言が再延長されました。

今年の1月7日。政府は首都圏1都4県に2回目の緊急事態宣言を決定し、13日には関西など7府県を宣言の対象に追加しました。
当初2月7日までの1ヶ月間の予定でしたが、状況が好転せず3月7日まで延長し、それがさらに2週間延長され3月21日までとなりました。

再延長を決めた5日、諮問委員会の尾身会長は政府に対し、検査体制の強化を柱とする7つの対策を4都県の知事に伝えるよう提言。

①国・専門家が一体感のあるメッセージを発信。年度切り替わりの恒例行事を控える注意喚起の徹底 ②高感染リスク集団(軽症者・無症状者)・場所の検査 ③「隠れた感染源」の調査(保健所の強化) ④変異ウイルスのPCR検査を迅速化 ⑤感染拡大の予兆が見られた場合、「まん延防止等重点措置」を含め対策 ⑥高齢者施設職員への定期検査 ⑦再拡大に備えた病床確保・療養者支援の強化の7項目です。

今年もまた、お花見、歓送迎会、卒業旅行、春休み等の需要を期待していた飲食業をはじめ旅館・ホテル、鉄道・航空等の観光業への打撃が続きます。

市内小中学校の卒業式・入学式も三蜜を避け式の時間を短縮するため、小学校は児童と保護者のみ、中学校は生徒のみでの実施となります。影響は多方面に及びます。

それにしてもよく分からないのは、緊急事態宣言の再延長期間がなぜ2週間なのかということです。

気候がよくなり人出が増えて、「リバウンド」が起きるのを防ぎたい。との考えは分かりますが、これまでの経過や現状からすると状況が2週間で劇的に好転するとは思えません。

諮問委員会の7つの提言も、すぐに結果が出るものではありません。
総理には、そんなことは当然分かっていると思います。

まさか、25日に始まる聖火リレーは関係してないと思いますが。
いずれにしても「再延長」は、今後の政権運営に影響を与える出来事になると思います。




3月定例会が始りました

2月24日(水)、本会議で市長より議案の上程と令和3年度「施政方針」が示され、26日(金)には、施政方針に対する「代表質問」が5会派より行われました。

「施政方針」と「代表質問」の内容は、市のHPに掲載されています。また、その様子は議会のインターネット中継で、LAIVと録画で見ることが出来ます。*録画の映像は実施日の4~5日後になります。

年々長くなる「施政方針」ですが、それだけ言いたい事や思いがあるのだろうと思います。

以前にも書きましたが、歳を重ねてきても『自分の考えや思いを、短い言葉で相手の心に届けるのは難しく、そうしたいと努めても上手く出来ません』。ことある度に悩んでいます

おそらく私の場合は、思いを的確に伝える語彙の不足と内容そのものに、「共感」を得られていないのだと思います。

そんな私が密かに令和3年度「施政方針」に期待していたのは、まず市民に対し、●コロナ禍のこの1年、感染症への不安と一部の行政サービス低下で不自由な生活を強いることになったことをお詫びする。また、ソーシャルディスタンスや不要不急の外出自粛等の協力に対し感謝したい。●働く機会の減少や失業で生活に支障が出ている人たちの存在を理解しており、今年も出来うる限りの支援を行なう。

2点目は、●「日常」生活を取り戻すための「ワクチン接種」を最優先事項として全力を尽くす。市民の理解と協力を得て何としてもやり遂げたい。接種の判断に必要な正しい情報提供と安全対策に万全を尽くす。まもなく始まる「ワクチン接種」へのご協力を切にお願いする。

3点目は、●困りごとは、1人で悩まず私たちに相談をしていただきたい。「支援」のための情報を最も持っているのは市役所。1人1人にしっかりと寄り添う覚悟がある。そのために市役所があり、一緒に解決への道を探りたい。

4点目は、●社会の変化に対応した「まちづくり」を進めて行く。総合振興計画をはじめ各種事業の見直し・修正を行う。「コロナ感染症」という未知との遭遇の一年を通じ、市民の働き方・暮らし方は変わりつつある。当然、これらの変化は意識と行動に影響を与え、市への期待や新たなニーズが生まれてきている。これらをしっかりと捉え、「住んでよかった・これからも住み続けたい」と思える「吉川市」を、市民とともに創っていきたい。と伝えてほしいと考えていました。

貴方が市長として「施政方針」で話すとしたら、どんなことをどのように伝えるのでしょうか。



「戦争」というたとえ

一昨日の新聞に、【新型コロナ 「戦争」というたとえ】が掲載されていました。

新型コロナとの闘いを、「戦争」というメタファーについて考える、として『似た構造 大戦略をもとに作戦を』に対し、『根絶より共生を 問題は社会に』と考える学者の主張が書かれていました。

読み終わって、「戦争」というメタファー(隠喩)を考えるというより、「新型コロナウイルス」に私たちはどう向き合うのか。を考えるため特集記事だと思いました。

もっと素直に、「新型コロナウイルス」にどう向き合うのか、と表現した方が良いのでは。聞き慣れない、メタファー(隠喩)という言葉をなぜ使ったのだろうかなど、いろいろ考えてしまいます。

これまで人間は天然痘やペスト、スペイン風邪などの感染症と戦ってきました。根絶出来たウイルスは天然痘だけだと言います。

当時の人にとって、新たな感染症との対峙は、「未知なる遭遇」だったと思います。

ウイルスや細菌は、人類の歴史よりもはるか遠い昔から地球上にいました。空気のない所で生存する嫌気性細菌もその一つです。
人間に感染して病気を引き起こすものや、私たちの身体を助けるものもいます。
まだ現れていないウイルスや細菌はどれ程いるのか分かりません。

今、私たちは目の前の「新型コロナウイルス感染症」に対し、ワクチンと抗ウイルス剤で戦っています。

どの位の時間がかかるのか分かりませんが、やがて免疫を獲得して感染拡大は収束し、インフルエンザと同じような病気の一つとなると思います。

私たちの「大先輩」と共生していくことになります。

後任には「安倍前総理」を

「私の不適切な発言で大変ご迷惑をおかけした。会長を辞任いたそうと思っております」。
2月12日(金)午後、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会評議委員会と理事会の合同懇談会の冒頭、森喜朗会長は出席者に対し改めて謝罪し、会長を辞任しました。

「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかる」等の発言は、日本そして世界中から強い非難を浴びました。

女性はもとより、スポンサー企業やボランティアからも。IOCには、「オリンピックの精神に反する」とまで。加えて、森氏が元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏へ後任への就任を要請し、事実上後継者を指名したことが問題視されました。

女性蔑視発言は、日本の「男女格差」解消が進まない背景と現実の姿を世界に発信し、後継者選びの「密室人事」は組織委員会の「ガバナンス」の無さを明らかにしました。

組織委員会をはじめIOCそして政府と東京都。これまでのバタバタした対応からは、現状認識と視点のズレを感じます。

今頃になって、「会長には女性や年齢の若い人が相応しい」という菅総理の発言がありましたが、組織委員会での会長選びでは、どんな議論を通じて森さんが選ばれたのでしょうか。また、オリンピック精神をどのように具現化する大会にするのか等は、どんな議論を経て確認されたのでしょうか。

「密室人事」も「女性がたくさん入っている……」発言もそれを許してきた組織委員会の土壌があるように思います。

今、政府は東京オリンピック・パラリンピックを「コロナウイルスに打ち勝った記念すべき大会」とするため、「ワクチン接種」を急いでいるように思います。

「ワクチン接種」は感染拡大を収束させるためのもので、オリンピック・パラリンピック開催のためにやるのではありません。たとえ国内での感染が収束に向かったとしても、それは世界(人類)がコロナウイルスに打ち勝ったわけではありません。オリンピックは1国だけで開催できるものではありません。

発想も視点も相当ズレていると思います。国・都・組織委員会は、日本と世界の現状を見ていないというより、見ないようにしているとしか思えません。

私は、東京オリンピック・パラリンピック大会は中止すべきと考えます。1日も早く結論を出すべきです。だれの為に何のために開催するするのか分かりません。

最終的にどうなるのか分かりませんが、後任の会長には「開催」と「中止」のどちらになっても対応できる方が相応しいと思います。

2013年9月7日のIOC総会で、2020年夏東京オリンピック・パラリンピック大会が決まりました。

招致に努めた当時の首相は安倍総理でした。安倍前総理が適任だと思います。




ワクチン接種体制の整備

2月4日(木)、全議員を対象に「新型コロナウイルスワクチン接種」の説明会が開かれました。

2月1日付で設置された「新型コロナウイルスワクチン接種担当チーム」統括責任者の健康長寿部長より、
【Ⅰ接種体制】 1国、都道府県、市町村の役割分担 2接種体制整備・接種実施経費見込み(2/5臨時議会での補正予算の主な項目)3接種券(クーポン)・接種済証 4接種場所 5接種順位見通し・スケジュール目安

【Ⅱワクチン】 1ワクチンの特性 2ワクチン配分方法のイメージ 3ファイザー製ワクチン ①流通体制 ②医療機関等での保管・取り扱い

【Ⅲ接種方法・接種会場等】1接種方法と接種会場(地域集団接種・個別接種・施設巡回接種・訪問接種)2当日の流れ

【Ⅳワクチン接種後の副反応等に対する医療体制り確保】

【Ⅴ予防接種健康被害救済制度】について概略の説明がありました。

翌5日(金)臨時議会が開かれ、新型コロナウイルスワクチン接種事業94,956千円の補正予算を審議し、全員賛成で可決。

前日に接種事業の概略説明を聞いているためか、質問者は私1人だけでした。
94,956千円の内訳内容を項目別に確認するとともに、81,393千円が「繰越明許費」そして318,780千円が「債務負担行為」として計上されていますので、その理由や根拠を確認しました。

今回の補正予算は令和2年度の補正ですので、今年の3月末までに執行するのは、非常勤職員(会計年度任用職員)の報酬や予防接種委託料の一部(医療従事者分)です。それ以外は次年度(令和3年度)での執行となる可能性が高い為、繰越して使えるようにしています。 * 最大で85.7%を繰り越して使えることになります。

318,780千円の「債務負担行為」の期間は令和3年度です。3月下旬から実施予定の高齢者や一般市民が受けるワクチン接種の委託料です。
73,000人の市民の内、3,000人の医療従事者を除いた70,000人分です。
16歳以下の市民も対象に、全員が受けた場合に必要な費用です。
ちなみに、ワクチン接種1回の費用は2,070円+消費税=2,277円。一人で2回接種しますので4,554円かかります。全額国庫負担です。

いよいよ、吉川でもワクチン接種の準備が動き出しました。

*またまた、ブログの更新が遅れて申し訳ありません。2月5日臨時議会終了後から、12月議会報告(いとう・いながき)をポスティングしています。


「ワクチン」の接種体制確保

いよいよ日本でも、新型コロナウイルスワクチンの接種が始ります。

接種は、「国の指示のもと、都道府県の協力により、市町村が行う事業」ですので、現在、全国の自治体で*「専決処分」や「議会」での予算化が行われています。

吉川でも、2月5日に臨時議会が開催される予定で、それに先立ち4日には、全議員への説明会が開かれます。

すでに臨時議会を終えたところから話を聞いたり、調べてみると予算の主な内訳はおおよそ、①ワクチン接種の委託料 ②支援業務委託料 ③システム改修費用となっています。

配布された吉川市の補正予算では、新型コロナウイルスワクチンの接種事業として総額、94,956千円が計上されています。このうち最も大きいのは委託料54,430千円で、予防接種・システム改修・予約システム運営業務・帳票作成委託料等です。
その他、保育士や保健師の報酬、通信運搬費、消耗品費、管理用備品購入費等となっています。これらの具体的内容については、説明会や臨時議会で明らかにされると思います。94,956千円は全額、国庫負担金と国庫補助金で賄われます。

項目別予算を見ると、ワクチン接種は最初にやる予定の「医療従事者分」、その他は「高齢者」と「その他市民」も含めた接種体制整備のための予算だと考えられます。

市は、1市民への通知と予約受付 2医師及び接種会場の手配 3ワクチンの流通・保管等の業務を行うこととなります。

具体的に実施するためには、相当な手間と時間がかかりそうです。
ワクチンが何時、どのぐらの量が届くのか分からない中で、希望者に確実に接種していく仕組みや、協力を頂く医師の確保、ワクチンの-75℃(-20℃)での管理と解凍等、接種体制を整備するのは相当難しいことだと思います。ワクチン接種による健康被害発生時の対応もあります。

ワクチン接種については、新聞やテレビで報道されていますが市へはまだ、まとまった通知が届いてないようです。
断片的な情報の中で、考えられる限りの準備を進め、対応せざるを得ない状況のように思います。

感染症の専門家は、新型コロナウイルスの「感染拡大」を収束させる柱の一つが「ワクチン接種」だと言います。

「医療従事者」「高齢者」「その他市民」のうち、一体どれくらいの方が接種して頂けるのでしょうか。

*「専決処分」: 本来、議会の議決・決定を経なければならない事柄(事件)について、時間的に議会の招集を待てない緊急時に行政運営の遅れや滞りを防ぐため、例外的に市長が議会に代わり意思決定すること。

専決処分は2種類あります。一つは、台風等の災害復旧のため応急措置としての予算を決定する場合。二つ目は、軽微な内容で緊急を要するもの。例えば上位法の改正により市条例を修正する必要がある場合等です。よくあるのは、年度末(3月)に国から法律の一部改正が伝えられ、3月中に市条例の一部改正をしなければならない時、専決処分を行います。



「自宅療養」

全国的に感染拡大が猛スピードで進む中、入院が必要と診断を受けているのにもかかわらず自宅療養(待機)となる方が増加しています。報道では、入院先が決まらず調整中や救急搬送中に亡くなるケースも出ています。

「自宅療養」は本来、症状のない人や軽い症状の方への対応です。1月に入り感染者が急増した結果、入院先が決まるまでの間自宅での療養を続けなければならないことは、本人、家族にとって大きな不安と負担だと思います。

私の所へも、「コロナウイルスに感染し、自宅待機になったらどうしたらよいのか。食料等の支援はどうなっているのでしょうか」また、「自宅療養中に容体が急変した時、誰に相談したりどこへ連絡したらよいのか」、といった相談があります。
特に、高齢で独居生活をされている方にとっては、心配なことだと思います。
不安になるのは当然です。

入院、宿泊・自宅療養を決めるのは所轄の保健所(吉川市は草加保健所)です。医療機関で診察を受けPCR検査で陽性となった場合、医師より「発生届」が保健所へ提出されます。保健所から本人へ、症状や生活環境、濃厚接触者等についての調査が行われます。そのうえで、入院、宿泊(ビジネスホテル等)療養、そして自宅療養となるのかが決まります。

保健所は、自宅療養者へ血液中の酸素濃度を測定する機械「パルスオキシメーター」貸し出し、測定結果を毎日確認するなどの健康観察を行っています。

しかし現在、「そこまで手が回らない」という保健所も出てきています。その場合は、自身で対応するしかありません。

「新型コロナウイルス感染症」は症状が出てから1週間程度で急変することが多いと言います。血液中酸素濃度の低下、唇が紫色になる、息切れや息苦しさを感じる等の症状がみられたら、迷わず保健所への連絡か救急車を呼ぶことです。

ちなみに、「自宅療養」となった独居高齢者等には「配食サービス」の支援もあるようです。



パンデミックの収束時期と決定打

今朝、NHKBSスペシャルで「新型コロナ全論文解説 世界最強の頭脳」が再放送されました。
放映の途中からから見ましたので全体の内容は分かりませんが、【パンデミックの収束時期と決定打】についての部分を見ました。

パンデミック(世界的大流行)の「収束時期」は、12人の研究者のほとんどが2021年末から2022年末、一部の研究者はさらに数年後との予測でした。「決定打」については、「ワクチン接種とソーシャルディスタンス」だとしています。

ワクチンは重症化リスクの高い人から接種しますが、糖尿病の人や高齢者は効果が低下するようです。またワクチンの効果が50%なのか90%によって、接種期間も当然違ってきます。

ソーシャルディスタンス(社会的距離)は人との距離ですが、2m以上の距離を保つことが必要だとしています。人との距離をとるということは、3密を避けるということ。換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近での会話や発声するする密接場所を避けることです。

またワクチン接種に関連して、「抗体治療」の有効性に触れていました。調べてみると、「抗体治療」は抗体を利用した医薬品を使うことで、抗原をピンポイントで狙い撃つので、高い治療効果と副作用の軽減があるということでした。確か、トランプ大統領の治療でも使われました。

その他、興味深かったのは「加湿」と「紫外線」の利用です。免疫学の第一人者である岩崎明子教授(イエール大学)が、『「加湿」は効果がある。これ程あるとは思っていなかった』と話されました。加湿によって、異物(コロナウイルス)を押し戻す「のど」の力が増すといいます。

「紫外線」を使ったコロナウイルスの不活性化ですが、紫外線波長域(200nm~230nm)を使うことで紫外線本来のウイルス抑制・除去能力を保持しつつ、人体に危険を及ぼさない照射が可能となります。公共施設や学校・オフィス・病院・交通機関等、色々な所で活用できます。

見終わって、「なるほど」と「やはり、そうか」という思いでした。

日々のニュースからは、この冬の感染拡大は世界中でさらに進み、死亡者の増加も予測されます。日本でもこの流れから逃れることは出来ないと思います。しかし、これから有効な「ワクチン接種」と「抗体治療」が進むことや、「紫外線」の利用、ソーシャルディスタンス等の予防により感染者が減少し「新型コロナウイルス感染症」を抑えることが出来るのではないでしょうか。

世界最強の頭脳は「収束時期」について、2021年末~2022年末と言っていますが、世界中の人がそれぞれの役割を果たさない限り、その日は来ないと思います。